叛逆の仕事術

ブレインケアもお忘れなく

フリーランサーは、生活の安定性を手放す代わりに、仕事を組み立てる自由を手にします。

午前中に何をしてもいいし、土曜日に何をしてもいい。

自分好みに時間の設計を行えます。さらにいえば、仕事を選ぶことだってできます。直属の上司なるものが存在しないので、「いや、その仕事はちょっと……」と断ることもできちゃうわけです。

ある意味では、とてもすばらしいのですが、気をつけないと問題もありそうな気がします。

脳を伸ばす

先週、多くの時間を使ってプログラミングをしていました。といっても、HTML5 + JavaScriptで自分専用のツールを作っていた、というだけです。その成果は、おいおい公開していきますが、個人的にたっぷり楽しめました。

で、その後文章を書いてみると、何かが違うのです。何かが妙にスッキリした感じがするのです。

長らく椅子に座っていると、体が凝ります。

で、椅子から立ち上がり、腕を目一杯上に伸ばしながら、うう〜っと体全体をひっぱりあげると、ちょっとリフレッシュした感じがしますよね。それの脳バージョンみたいなものをイメージしてください。

そういう感覚が、みっちりコードを書いた後にあったわけです。

書けなくなったライター

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築山節さんの『フリーズする脳』にこんなお話がありました。

とあるフリーライター。当初は「何でも屋」的に仕事をこなしていたが、ヒット作が出たことによって余裕が生まれ、「売れそうな本を一冊丸ごと執筆する仕事に絞って」いった。大きな仕事に専念できると思ったのだ。しかし、徐々に文章が思い浮かばなくなり、思考がすぐに途切れてしまうようになってしまった。なかなか仕事が進まないので仕事により時間を使うようになったが、ほとんど書き進められなくなってしまった……。

自分の状況として想像すると背筋が寒くなってきます。脳が衰えてしまったのでしょうが、その原因は何なのでしょうか。

築山さんは、「何でも屋」という部分に注目します。つまり、いろいろな仕事をこなしていたから、クリエイティブが鍛えられ、ヒット作が生み出せた。その後、雑用的な仕事をばっさり切り落としてしまうと、脳の稼働率が落ち込み、クリエイティブな仕事にも影響を与えてしまった。そんなお話です。

若い頃には嫌でも雑多なことをやらされているわけですが、偉くなってくると「これはもう自分でしなくてもいい」と選べる場面が増えてきます。それで面倒な作業を省いていくと、仕事や生活がどんどんシンプルになっていく。そうした方が効率よく才能を発揮できそうな気がしますが、そうとは限りません。「忙しかったのにできていた」のではなく、本当は「雑多なことをしていたからできた」のかも知れません。

幸か不幸か、私は偉くないので面倒な作業はあんまり省けません。そもそも、フリーランサーは雑多な用事から逃げられないものです。でも、案外それで良いのかもしれません。

私なんかは家事もやっているので、面倒な作業は毎日訪れます。でも、それによって助けられている部分もあるのかもしれません。

文章書き漬けの日々

毎日更新のブログ、毎週配信のメルマガ、毎月発売の電子書籍。

フリーランスになって書く仕事が増えました(というか、増やしました)。そこに書籍の執筆も入ってきます。

一日は書くことからはじまり、書くことで終わる。というのは嘘ですが(一日はお酒を飲むことで終わります)、一週間のほとんどの作業時間を文章を書くことに使っていることは間違いありません。

そういう選択ができるのもフリーランサーのメリットではあるのですが、ややもすれば危ない状況にはまり込むのかもしれません。

「効率的に効率的に」と考えていくと、究極的にはそのことだけをやっていればいいという風になっていきますが、脳はそういうものではありません。

ひさびさにどっぷりコードを書いてみて、このことは実感しました。脳のいろいろな部分を使っておくのが大切なのでしょう。

さいごに

最近「忙しい」を言い訳にして、イベント参加や動画配信などから距離を置いてきましたが、こうしたものも(頻繁にではないにせよ)ちょこちょことやっておいた方がよいのかもしれません。

キャッシュフローケア、ヘルスケア、メンタルケア、そしてブレインケア。

ケアしなければならないものが、いっぱいありますね。

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