断片からの創造

アイデアを生み出す二つの方法

アイデアとは化学変化である。

というのはたぶん比喩ではありません。

ニューロン・ネットワークにあたらしい接続が生まれたとき、アイデアと呼ばれるものがおそらく生まれてきます。だから電気が走るような感じがするのだとも予測できます。そこでは科学・化学的な作用がきっと起きていることでしょう。

で、考えたいのは、どうやったらあたらしい接続が生み出せるのか、ということです。

二つのテクニック


具体的なテクニックに分解すれば50個ほど上げられそうですが、簡易にまとめれば次の二つに集約できるでしょう。

  • 違う場所に行く
  • 違う目で見る

違う場所に行く

いつもと違う場所に行くこと。未知の場所に足を踏み入れること。

それは物理的な場所でもよいですし、もっと観念的な場所でも構いません。

行ったことのない場所に行く。使ったことのないツールを使う。滅多に立ち入らない書店の奥まで行ってみる。普段は避けているお店に入る。自分とは異なるクラスタの人をフォローする。これまで参加したことのないイベントに参加する。

なんでもOKです。あたらしい体験をすることであたらしいインプットが行われ、既存のネットワークが揺さぶられます。

違う目で見る

いつもと違う視点で見ること。考えたこともないようなことを考えてみること。

行く場所は変えなくてOKです。日常生活のままで構いません。でも、それらを眺めるときの視点を変えます。

「もし、自分が子どもだったら、この風景はどんな風にみえるだろうか」
「もし、5年前の自分だったら、これをどう捉えているだろうか」
「もし、逆向きに歩いたら、この道はどれだけ歩きにくいだろうか」

なんでもOKです。なんとでも考えられます。あたらしい捉え方をすることであたらしいインプットが行われ、既存のネットワークが揺さぶられます。

さいごに

変わらない自分を違う場所に持っていく。あるいは、変わらない場所を違う自分の目で捉え直す。

そうやってネットワークに変化の圧力を加えるわけです。

しかもこの二つは相互に影響しあいます。違う場所に行くことで違った視点を獲得でき、違った視点を持つことで違う場所の捉え方が広がる。

このサイクルがグルグル回っていけば、やがて自分自身でも制御がきかないくらいアイデアが湧いてくるようになるでしょう。それが良いことなのかどうかまではわかりませんが。

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