小さい石→小さい波紋
中サイズの石→中サイズの波紋
ビッグな石→ビッグウェーブ
とすると、先日発売した以下の新刊は小さい石になります。
ドラッカーに学ぶブログ・マネジメント |
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倉下忠憲
倉下忠憲 2014-11-27 |
テーマは、ドラッカーの『マネジメント』を読んで、その考え方からブログについて学ぼう、というもの。わりと真面目な内容です。
さらに『プロフェッショナルの条件』を引きながらブロガーとしての成長__そうです、自己啓発です__についても考えています。こちらはおまけ的な位置づけ。メインはタイトル通りブログ・マジメントです。
ブログについて学びながら、ドラッカーについても知ることができる__そんな一冊になっています。
ランディングページはこちら。
当ブログの書籍ページはこちら。
出版の意図
ブログについては、このブログでも何度も書いていますし、「隠れ家ブロガー」みたいなコンセプトも打ち出しています。少し前までは、これだけいいかと思っていたんですが、若干考えが変わりました。
たとえば、AmazonのKindleストアで「ブログ」と検索すると、ヒットするのは「プロブログ」「ブログで稼ぐ」という話ばかりです。もちろん、その路線をいちいち否定したいわけではありません。ただ、情報化社会におけるブログの位置づけ、という観点からすると、話題が偏っている気がします。
ブログというのは、もう少し広いものです。少なくとも私はそう認識しています。
もちろん、ビジネスの商品として見た場合、売れる本のテーマは明らかでしょう。稼いだり、人気を集めたりするテクニックの方が、買われやすいはずです。だからといって、それ以外の情報を誰も必要としていないとは言い切れません。単にビジネス的にペイしやすいかどうか、というだけの話です。
幸い現在の私たちには、セルフパブリッシングという手段があります。
だったら、それを利用して今のところ話題にされていないブログの話を投下してみよう、と思ったのが本書を出版した意図です。
違和感を放置しない
もちろん、鼻息あらくランキングの上位を狙っているわけではありません。テーマ自体がニッチなのは十分承知の上です。
でも、だからこそ自分が書く意味があるのかな、という気もしています。他の人は、他の人が書けることを書けばよいし、私は、私が書けることを書けばよい。素直な開き直りです。
一つ言えるのは、「違う話もあるんじゃないか」という違和感を残したまま、次に進んでいくことはあまり良くないような気がすることです。それは直感と言えるほど確からしいものではありませんが、だからこそどうなるのかを確かめてみたい気持ちもあります。
さいごに
この本は小さい石です。
で、中サイズの石や、ビッグな石の企画もあります。前者が『ブログを10年続けて、僕が考えたこと』。後者が『ぼくらの生存戦略』という名前になっております。
これもいずれ出版することになるかと思いますので、ご期待くださいませ。