キュレーターが行うから、キュレーション。
キュレーター(ウィキペディア)
キュレーター(英語: curator)とは英語由来の外来語である。英語の元の意味では、博物館(美術館含む)、図書館、公文書館のような資料蓄積型文化施設において、施設の収集する資料に関する鑑定や研究を行い、学術的専門知識をもって業務の管理監督を行う専門職、管理職を指す。
「学術的専門知識をもって業務の管理監督を行う」
たとえば、博物館に行ったとする。
そこで、自分が想像するとおりの展示物が、想像する通りに並べられていたとしよう。
それにどれだけの価値があるだろうか。
たとえば、ニュースアプリを見ていたとする。
そこで、自分が読みたいであろう記事が、そうした記事だけが並んでいたとしよう。
そこにどれだけの価値があるだろうか。
もちろん、価値はある。ニュースを探し回らなくて済むわけだから。
では、それ以外の価値は?
ツールは使いよう。
自分の文脈を飛び越えるような情報との接点を持っていない限り、自分の文脈は豊かにはならない。
そのためには、ノイズを受け入れる必要がある。
最適化は素晴らしい。最適化は英知の結晶だ。
でも、大きな変化を乗り越えるのは、過剰な最適化ではない。
▼こんな一冊も:
キュレーションの時代 「つながり」の情報革命が始まる (ちくま新書) |
|
![]() |
佐々木 俊尚
筑摩書房 2011-02-09 |