若干前場の引けには早いですが、とりあえず。
東証10時・軟調――新日鉄など決算発表控え模様眺め、2部小高い(日本経済新聞)
30日前場中ごろの東京株式市場で日経平均株価は軟調。一時は1万6600円を下回り、下げ幅は100円を超えた。前日までの続伸で400円あまり上昇した反動で戻り待ちの売りが優勢だ。新日鉄や商船三井、松下といった主要企業の2007年9月中間決算発表を控え、模様眺めムードも強いという。東証株価指数(TOPIX)は小安い。
まあこの辺はほとんど想定内ですね。あれほどの上昇を見せたのですから、これくらいの反発はするでしょう。
日経平均先物、下げ幅拡大――買い方の手じまい売りも(日本経済新聞)
30日午前の日経平均先物12月物は下げ幅を拡大。前日大引け比150円安の1万6580円まで水準を切り下げる場面もあった。朝安の後も戻りの鈍い展開となったことから、前引けに向けて買い方の手じまい売りが出ている。相場全体を押し上げるような手掛かりに不足しているとの見方もあった
まあ今日のところはそれほどの材料は無いでしょうね。ちょうど明日が月末ってこともありますし。
米国株続伸、NYダウ63ドル高 (日本経済新聞)
29日の米株式相場は続伸。ダウ工業株30種平均は前週末比63ドル56セント高の1万3870ドル26セントで終えた。ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は13.25ポイント高の2817.44で終え、2001年1月30日以来の高値を付けた。利下げ期待などを手掛かりに買いが優勢になった。
ただ、これで利下げが思うように行かないと反発がひどいかも知れません。
外為早朝・円、114円台後半に反落して始まる――対ユーロは5日続落(日本経済新聞)
30日早朝の東京外国為替市場で、円相場は1ドル=114円後半に反落して始まった。前日の海外市場で株高を背景に円売り・ドル買いがやや優勢だった流れを引き継いだ。ただ、115円近くの円安水準では利益確定目的などの円買い意欲がみられ、今のところ円の下げ幅は限られている。8時30分時点では前日17時時点に比べ51銭円安・ドル高の114円69―72銭近辺。
今のところで114.50円。まあ大きな動きはなさそうです。
法人申告所得57兆円、16年ぶり最高(日本経済新聞)
今年6月までの1年間(2006事務年度)に税務申告した法人の所得総額は、57兆828億円(前年度比13.3%増)で、バブル期の1990事務年度の約53兆円を上回り、過去最高となったことが29日、国税庁のまとめで分かった。景気の回復基調が税務申告の面から裏付けられた。
法人の所得が上がっているのはよいのですが、個人の所得に回らないとガソリンを含めさまざまな商品が値上がりしている中生活は厳しくなっちゃいます。銀行も金利を上げていかないと。
東証がシティの1部上場承認(読売新聞)
東京証券取引所は29日、米シティグループの上場を承認した。11月5日に第1部に上場する予定だ。
シティは2008年1月をめどに、傘下の日興コーディアルグループを株式交換により完全子会社化することにしている。上場により日興の株主は、株式交換で得たシティ株を東京株式市場で取引することができるようになる。
外国企業の上場が25社しかないっていうのはちょっと驚きですね。もっとあるとおもってました。シティの参加はどんな影響があるんでしょうか。
9月の全世帯消費支出、3.2%増 (日本経済新聞)
総務省が30日発表した9月の全世帯の家計調査によると、1世帯当たりの消費支出は28万1448円となり、物価変動の影響を除いた実質で前年同月比3.2%増加した。前年同月を上回るのは2カ月連続。実際に支払った金額を表す名目では3.0%増加だった。また季節調整して前月と比べると実質0.7%増加した。
若干財布のひもがゆるんでいるのでしょうか。それとも必要なものが増えているのでしょうか。企業の所得が増えているのとも関係しているように思えます。
9月の完全失業率4.0%、前月比0.2ポイント上昇 (日本経済新聞)
総務省が30日発表した9月の完全失業率(季節調整値)は4.0%となり、前月に比べ0.2ポイント上昇した。完全失業者数は前年同月比11万人減少の269万人となり、22カ月連続で減少した。また就業者数は6422万人となり、前年同月より9万人減少、12カ月ぶりの減少となった。
この記事をどのように判断したらいいのかは、このぼーっとした頭ではなかなか難しいのですが、日本社会が回復に向かっていると簡単に言うこともできず、また全然悪いと表現するのも難しいように思えます。じゃあ何なのか、はとりあえず頭の隅においておきます。
ニュース記事はだいたいこんなもので。
さて、前場の寄りつきから下がって、1万6550円が反発のラインになっています。
その後反発して、とりあえず前場が引けました。
このまま下落していくというのもなかなか考えにくいです。1万6650円のラインを超えていけば、前日比のラインまでたどり着くかも知れませんが、それを導くような材料はあまり見つかりません。
となると、1万6600円から1万6550円の間をうろちょろする、というのが考えられそうです。ちなみにこの日経平均の移動の予想はほとんど外れていますね、まったく当てにしない方がいいと思います。
10月30日 経済・株式ニュース
