4-僕らの生存戦略

最近のテーマとしての、「行ったり、来たり」

最近、似たようなフレーズに何度も遭遇する経験がありました。同じような言葉が頻繁に目にとまるのです。

まったく異なる時代や作者における経験だったので、ようするにたまたまなのでしょう。むしろ、私の意識の方に、その言葉を拾い上げるアンテナが機能していたのかもしれません。

つまり、それが私の近頃の(無意識下の)テーマなのでしょう。

そのフレーズを、つまり最近の私のテーマを、できるだけ短くまとてみると、

「行ったり、来たりする」

となります。

行ったり、来たりする。うん、いいですね。

そこにある意味

行ったり、来たりするというのは、

  • 何度もしつこくチャレンジすることであり
  • 短期的に決めないということであり
  • 場所を変え、視点を変え、手段を変え、といったことであり
  • 元いた場所に帰ってくる

ということでもあります。

たとえば本を書いているときなんかは、今まさに書き進めている文章に集中しながら、その作業が終われば全体のアウトラインを確認するという作業を行ったり来たりするわけです。

つまり、異なるものを共存させる在り方であり、ハイブリッドとか中庸という言い方もできるんでしょうが、「行ったり、来たり」の方が親しみやすく、現実的な響きがあります。

たとえば、何かの思考を進める場合でも、まず自分でその論拠を組み立てながら(行ったり)、それが一通り済めば今度はそれを論破する視点で自分の論拠に攻撃を加える(来たり)、ということを行って徐々に強度を高めていきます。

おそらくごく単純になるようにデザインされた世界以外では、この「行ったり、来たり」のアプローチは、現実的で、実質的で、実際的で、有効で、汎用性がある手法なのではないでしょうか。

もちろん、「一直線に行きっぱなし」に比べると時間もかかりますし、手間もかかりますし、迫力みたいなものも落ち込むのかもしれません。が、そういうのはそういうのが得意な人たちに任せておくことにして、私は私なりに「行ったり、来たり」したいと感じます。

そう言えば、「行ったり、来たり」って英語でどう表現するんでしょうね。ちょっと気になりました。ちなみに、いったん日本語で考えて、さらに英語で考えてみてから、また日本語で考え直す、というのも「行ったり、来たり」ですね。

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