Evernoteコンテキスト with 日本経済新聞が登場

以下の記事で紹介していた、Evernoteの「関連するノート」に、日本経済新聞の記事が表示される機能が実装されました。

Evernoteの「コンテキスト」と日経新聞、あるいはEvernoteエクステンション(R-style)

ちなみにプレミアムユーザーのみの機能です。

少し前から、プレビュー版を使わせていただいていたので、今回は実際例をご紹介します。
※使っているのは、Evernote for Macのversion 6.0.7。

設定画面

まずは設定画面から。

メニューの「環境設定」から、「コンテキスト」を。

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もし関連記事を表示させたくない場合は、ここのチェックを外しておきましょう。とりあえずは、このままで「コンテキスト機能の参照元を管理…」をクリック。すると、Webページの管理画面に飛びます。

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日本経済新聞がありますね。チェックもついています。これでOK。

ちなみに、ここで「連携」させておくと、その他の機能も使えるようになるみたいですが、今回は割愛します。

実際例

実際の表示例をみてみましょう。

たとえば、こんなノートがあります。「情報処理的花粉症」について書いたエッセイを保存したノートです。

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関連するノートを見てみると、いくつか日経新聞の記事が提示されていました。上記のエッセイに、何度か「花粉症」という言葉が出ていますので、それがキーワードとして使用されたのでしょう。

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クリックしてみます。

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このようにEvernote上で記事が閲覧できます。みたところ、日本経済新聞のサイトでは途中までしか読めない(会員限定)記事の記事も、きっちり全文が表示されています。なかなか嬉しいですね。

記事が表示されているウィンドウの右上には「共有」と「〜に保存」があり、「共有」を押せば、ワークチャットが開きます。「〜に保存」は、このまま記事をノートブックに保存(クリップ)してくれます。

※保存してみたところ
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さらに、表示されてる記事上でテキストを選択すると「引用文としてコピー」「引用文を送信」が選択できるメニューが表示されます。「引用文としてコピー」し、その後どこかのノートにそれを貼り付けてみると

※引用風スタイルで貼り付け
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このように「引用文っぽい」スタイルで表示されます。きちんと元記事へのリンクも付いていて、なかなか親切です。
※他のテキストエディタに貼り付けても意味はありませんのであしからず。

メニューから「引用文を送信」の方を選択すると、その選択箇所と記事へのリンクが入力された状態でワークチャットが開きます。

まとめてみると、

  • ノートの内容に関連した日経新聞の記事を表示してくれる
  • 記事は全文読める
  • 記事を直接クリップすることも可能
  • 記事からのコピーは引用テイストのスタイルになる

といった機能があります。

ちなみに、関連ノートがまったく表示されていない場合は、ノートを表示させたまま同期ボタンを押してみると、解決することがあります。もちろん、関連するノートがまったくない場合は、どうしたって表示されませんのであしからず。

その他の例

さて、私のEvernoteにはたくさんの種類のノートが保存されています。それらをざっくりまとめると、

  • アイデアメモ
  • 書き上げた原稿
  • 記事のスクラップ
  • ライフログ

の4つになります。

いくつかノートをチェックした結果、「アイデアメモ」と「ライフログ」に関するノートでは、日経新聞の記事はほぼ表示されませんでした。単純に、それらのノートに含まれているテキスト情報が少なすぎるからでしょう。「アイデアメモ」は一行の書き付け、「ライフログ」は写真一枚、といったものが大半だからです。

対して「書き上げた原稿」と「記事のスクラップ」には、そこそこ日経新聞の記事が出てきました。

たとえば、R-styleの記事「【書評】機械より人間らしくなれるか?(ブライアン・クリスチャン)」を保存したノートは、以下のような感じ。

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あるいは、「自費出版」と「セルフパブリッシング」の違いについての記事のスクラップノートでは以下のようになりました。

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正直なところ、「機械より人間らしくなれるか」の関連するノートの関連具合はまったくわかりません。「機械と人間らしさ」と、「大リーグの裏話満載 ある担当記者の回想録」に一体どのようなコンテキストが生じるのか、私には理解できません。

逆に言えば、ここに繋がりを見いだせたら、それは一つのアイデアの種とはなるでしょう。

逆に、電子書籍の方はストレートな文脈で、わかりやすいものです。

さいごに

現状の感触だと、ふだん日経新聞(or そのサイト)をチェックしている人なら、「そうそう、こんな記事あったな」とリマインドしてくれるような存在になるでしょうし、チェックしていない人なら「へぇ〜、こんな記事あったんだ」と新発見を促してくれるような存在になるでしょう。その点は便利だと思います。

さらに「関連」を判断するアルゴリズム次第で、新しいアイデアをバンバン促すような装置になることもありそうです。

あとは、以前の記事にも書きましたが日本経済新聞以外のメディアとの連携も期待されます。私のノート、日経の記事、別のメディアの記事、みたいな異色なものがコンテキストに表示されるようになれば、アイデアの触媒力はますますアップすることでしょう。

▼参考リンク:
日経電子版のコンテンツが、コンテキストに登場(Evernote日本語版ブログ)

▼拙著:

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