先日紹介したとおり、Evernoteのコンテキストに日経新聞の記事が提示されるようになりました。
Evernoteコンテキスト with 日本経済新聞が登場(R-style)
でもって、日経新聞のサイトでも連携の強化が始まっております。
一つは、記事に関連するノートの表示、もう一つはスマートなウェブクリップです。
関連するノート
こちらは日経新聞の有料会員のみの機能。ただし、現在はスタートキャンペーン中ということで無料会員でもこの機能が使えるようです。
記事の下部に、「設定する」ボタンがあるので、それをポチッと。
すると、許可を求められるので承認。これで準備はOK。
では、と記事を覗いてみると、こういう記事に、
こういうノートが表示されます。
私のEvernoteにあるニュース記事のクリップですね。元記事が「朝食」で、関連が「所得と生活習慣の関係性」および「コンビニの新商品のパン」ということで、なかなか良い感じに離れています。いかにもアイデアのネタになりそうな予感。
もちろんEvernoteのノート数が少ないと、あまり面白い結果にはならないかもしれませんので、あしからず。
スマートなウェブクリップ
で、それとは別にそれぞれの記事にEvernoteクリップボタンが付くようになっています。これがなかなか良いのです。
普通にブラウザのウェブクリッパーからウェブクリップするとこうなります。
ごく普通の体裁ですが、SNSシェア用のボタンなどは実際必要ありません。
また、右の方に(1/4ページ)とありますが、記事の1/4しかクリップできていません。つまり、ページを移動→ウェブクリップを4回繰り返さないと、記事全体が保存できないのです。
ではと、Clearlyで表示させてクリップすると、悲惨なことになります。
JavaScriptがモロに表示されていますね。
では最近登場したEvernoteボタンでクリップするとどうなるかというと、
綺麗に保存されます。一回のクリップで一ノートに記事全文が保存されています。というか、コンテキストで表示されたものを保存したのと同じスタイルです。ようするに使い回しなんでしょうが、なんであれ手軽に綺麗にクリップできることにこしたことはありません。
ただし、この記事クリップ内には記事の作成日時が記載されていません。確かめるには、ノートのURLから元記事を参照する必要があります。
※2015年3月22日追記:現在確認したところ、日付が表示されるようになっていました。
あと、言うまでもありませんが、これは全文表示した記事のみで使える機能なのであしからず。
さいごに
使ってみた感じですが、記事に関連するノートを表示してくれるのは、非常に面白いものです。ただし、その人のEvernoteの蓄積量によって面白さが変わってくるので、万人向けとはいえません。長く使い続けていればより面白さは増していく、ということは言えるでしょう。
最終的な着地点は日経の有料会員のみということですが、可能であれば無料会員は関連ノートが2つだけ、有料会員は関連ノートは5つ以上表示される、とかだと裾野が広がるかもしれません。こういうものの面白さ・有益さというのは、一度体験してみるのが一番理解が進みます。
それはさておき、個人的にはEvernoteボタンを愛用しております。他のサイトでも__特に記事分割が多いサイトで__連携が進むことを祈るばかりです。
▼拙著:
EVERNOTE「超」知的生産術 |
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倉下忠憲
シーアンドアール研究所 2011-02-26 |
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