本の雑誌社の社是は、「無理をしない」「頭を下げない」「威張らない」です。
— 本の雑誌 (@Hon_no_Zasshi) 2013, 2月 5
すばらしい社是だ。ぜひ取り入れてみたい。
いや、そもそも似たものを持っているかもしれない。自分の感覚を言葉に落とし込んでみると、こんな感じになりそうだ。
「無理はしない。ただし、負荷は楽しむ」
「頭を下げない。ただし、嫌なヤツには」
「威張らない。ただし、偉そうなことは言う」
一気に、ただの扱いにくい人感が出てきてしまった。まあ、真実なのだから仕方がない。
無理はもちろんよくないわけだが、なんでもかんでもなあなあにしていくと、とたんに面白さが無くなってしまう。進歩も止まる。一通りレベルを上げたらアリアハンから移動して、ちょっと強めのモンスターを狩りにいくのと同じように、適切な負荷があった方が、人生が締まる気がする。別に締める必要はないのだけれども。
あと、私は腰は低い方だと思うのだが(自分で言う)、嫌なヤツに頭を下げるのは本当に嫌である。何かが歪められる気すらする。が、それを除けば、頭を下げることなんてたいしたことではない。単なるフォーマットだである。
でもって、威張る。威張るというのは実にしょーもないことなのだが、威張りたくなる真理というのもあるのだろう。しかし不思議なもので、すごく上からなのに全然嫌味な感じがしない人もいれば、丁寧な口調なのに圧倒的に傲慢さが透けて見える人もいる。言葉は人を表すというが、ある意味ではその通りなのだろう。
こういう風に、自分なりの「社是」を考えてみるのはけっこう面白いかもしれない。もちろん、それに縛られすぎないようにすることも大切だが__というのも、私なりの社是になるだろう。