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少子化白書07版

「働き方の改革が必要」07年版少子化白書を閣議決定 (日本経済新聞)

 白書によると、未婚者の9割は「いずれ結婚したい」と考え、男女とも平均2人以上の子どもを望んでいる。しかし「仕事(学業)に打ちこみたい」「結婚資金が足りない」などの理由で、国民の結婚や出生行動に対する希望と実態に乖離(かいり)があると指摘。こうした希望が一定程度満たされれば、40年には合計特殊出生率が1.75(06年は1.32)になると試算した。

「こうした希望が一定程度満たされれば、40年には合計特殊出生率が1.75(06年は1.32)になると試算した」ってすっごいアバウトな感じですね。まあ結婚したい、子どもを持ちたいと思いながらも何らかの障害があってそれを達成できない人たちには、その障害を取り除いてやることで、子どもが生まれやすい環境を提供することができる、というのは当然のことですね。
が、仕事に打ち込みたい、なんていうのは完全に価値観の問題ですし、それを政策でどうこうするのは難しいでしょう。結婚資金が足りない、に関しても基本的に給与の問題なわけで、それを何処まで国がフォローできるのかはかなり疑問です。

この国の状況と制度があって、そこにすむ人が多少の犠牲をはらっても子どもを作りたいと思わない、とい現状は単純に制度を整えればすむ、というものでも無くなってきているような気がします。生活のスタイルとして子どもをつくならないことを選ぶ人たちも結構入るでしょう。単純に持たない方が有利に(あるいは裕福に)生活できる、ということもあるでしょうし、あるいはそれぞれが自分自身の仕事や趣味に打ち込みたいから、ということかもしれません。前者に関しては確かに政府の気の利いた政策があれば、子どもを作りやすい環境ができるかもしれません。でも、ちょっと追い込むような感じで子どもを作ってもらってもいいものかなぁ、と私なんかは疑問に思ってしまうわけです。

だいたい生むのも大変なら生まれてから育てていくのも大変なわけで、気楽に子どもを作る、なんて言う環境はあんまり良くないよう気もしてしまいます。

すくなくとも現状は親となる人たちがどうしてもこの国に子どもを残したいとは思えない国になっているということなんでしょう。でもその状態を変えるのは簡単な事ではありません。この少子化白書によって政府がどういった方向を目指すのかは若干見えてきますが、それが効果的かどうかは今の段階ではかなり疑問、といった感じです。

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