「ヘイ、ブラザー。なんだ、景気の悪い顔をして? プロモーションで悩んでる? なんだそんなことかYo!
話は簡単だぜ。あぁ、簡単だ。マシュマロを押しつぶすくらいに簡単だ。
ガチでこいよ。ガチでさ。
ガチで本を作ったんだろ。だったらプロモーションもガチだろ。
なんだよ、その顔は。
もしかしてプロモーションを軽んじているのか? そんなのは創作とはまったく関係ないと思っているのか?
いけねぇーな、ブラザー。そりゃ、Chan-Charaおかしいぜ。
広告はエンターテイメントなんだ。いや、広告こそエンターテイメントであるべきなんだ。
ややこしい話は必要ないが、退屈な話もそれと同じくらいに必要ない。
Youはさ、創作するときに、何を考えている?
そうだろ。読者を楽しませよう、驚かせよう、そんなことを考えているだろ。決して退屈させてやろうとは思っていないはずだ。
だから重複する表現を避けたり、単調なストーリーに盛り上がりを工夫したり、文末を整えたりするってわけだ。
それと同じ理屈を持ち込めばいいんだよ。
プロモーションにだって、創作の力が必要だ。てきとうに、機械的にやっちまうのはノーセンスだぜ。
そんな風に書かれた文章は読みたくもないだろう。広告だって一緒さ。
やるならガチで、自分の想像と創造の力をフルに使ってやるのさ。あぁ、うまいこと言っちまったかな。
重要なのは、ストーリーさ。
だって、そうだろ。ストーリーのないものなんて誰も受け取ってくれないぜ。世の中はそんな風にはできちゃいない。
別にプロモーションのために新しい物語を書けってわけじゃない。
長期的なプロモーションを一つの物語みたいに捉えて、その中で展開を考えていくってことさ。
もちろん、できるなら物語を書いてみてもいい。それも面白いプロモーションになるだろう。結局、そんなこともディペンド・オンなのさ、Youのな。
なんといっても、プロモーションは創造力の舞台なんだ。
そう考えれば、ちっとは楽しくなってくるんじゃないのか。ブラザーの力が試されてるってわけさ。
いいか。押しつけがましさなんて、どっかに放り投げちまえばいい。ほんとうに必要なのは楽しませること、興味を引きつけることだ。
そうだよ。同じプロモーションを繰り返すなんて愚の骨頂なのさ。
そんなのは創造力の死滅だし、だいたい受け手をバカにしている。
なあ、ブラザー。このことだけは知っておいてくれよ。退屈する場所なんか、誰も寄りつかない。
もちろん、ガチで本を作ったんじゃなければ、別にガチじゃなくてもOKだぜ。
つまり、ガチにはガチ。これだよ」
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