時事ニュース

職場のストレスと学校制度

闇サイト通じ復讐、路上で顔に希硫酸…依頼者と実行者逮捕(読売新聞)

福岡県警東署は13日、福岡市東区の歩道で会社員男性(44)に希硫酸をかけて大やけどを負わせたとして、同県中間市桜台1の女性会社員大原千浪(ちなみ)(36)、住所不定の無職四十物谷(あいものや)久志(50)両容疑者を傷害容疑で逮捕した。

 大原容疑者は、携帯電話の掲示板に「復讐(ふくしゅう)請け負います」とのサイトを開設していた四十物谷容疑者に犯行を依頼したと供述、同署で詳しい経緯を追及している。


なんでまあ数十万のお金払ってまでこんなことするんでしょうね。そりゃまあ恨んでいたからなんでしょうけどもなんかもっと方法無いんですかね。

普通なら心の内にしまわれるか、あるいは別の手段になるような事がこうして事件となってしまうのは、ある種ネットの持つ「人と人を結び合わせる力」によるものなんでしょうけども。

女性教諭けり中2男子逮捕 胸の骨折る重傷、神奈川(産経新聞)

 女性教諭に暴行を加え胸の骨を折る重傷を負わせたとして、神奈川県警小田原署は14日、傷害容疑で、同県湯河原町立中学二年の男子生徒(14)を逮捕した。容疑を認めているという。

 調べでは、男子生徒は6日午後3時半ごろ、体育館で卓球部の指導中だった女性教諭(27)の首に腕を回して中庭まで連れて行き、芝生の上に倒したり、胸をけるなどの暴行を加え、重傷を負わせた疑い。


これは逆に自分の直接的な行動を制御できない中学生。ただ子ども達が暴力的になった、ということではなく自分をうまくコントロールできない子どもの存在を想像してしまいます。もちろんこういった事件を興すのは特殊な子どもだと偏差から切り捨てる事もできるかもしれません、しかしこういった極端に行き過ぎた事件というのは子どもの全体がちょっと危ない方向に行っているということを示唆しているのかもしれません。

職場ストレス:5割が「増えた」 物価上昇も一因?(毎日新聞)

 労働者のストレス増大の理由は物価も一因?--。連合総合生活開発研究所の労働者へのアンケート調査で、労働者の約5割が1年前に比べてストレスが増えていると感じていることが分かった。また、物価が上昇していると感じる人は01年の調査開始以来、過去最多の割合になった。

最近では働くこととストレスというのが切っても切れない話題となっています。
おそらく学校にいる子ども達も似たような状況なのかも知れません。

ストレス増大を感じる層は「働く人数がかなり不足している」「成果主義導入で差が拡大した」「週50時間以上働く」の順で多かった。ストレスが少なかったのは「人間関係が良い」「現状の労働時間で良い」と感じている層だった。

労働力不足やハードな労働環境そして収入格差などがストレスを感じている層らしいです。年功序列による横並びの組織と、成果主義導入後の組織では「働く」という行為に対する精神的なポジションも変化せざる得ないでしょう。アメリカ型の成果主義が日本に適しているかどうかというのは未だ見定められていません。しかしすくなからずの企業がそれを程度の差はあれ導入しているという点、今後外資がもっと増えていくという点から考えてもこういった成果主義には慣れておく必要があることは間違いありません。

おそらくは未だ過渡期であり、アメリカ型を受けて日本流の成果主義の形というのがどこかで見いだされることでしょう。それが5年後になるのか10年後になるのkははわかりません。しかし10年も立てば、世代が動きその中で「働く」という事へのスタンスは
変化し、今のストレスの原因というのはまた別のことにシフトしていくのでしょう。

労働の環境の問題と学校教育の問題というのは、一人の人間が学校→社会という流れで人生を歩むということから考えても、多くの問題がリンクしていると思います。

過酷な労働環境はそのままゆとり教育の中の受験戦争と似た構図になっていますし、賃金格差は学歴格差にリンクしています。教育は学校という堅い殻に包まれてかなりの期間変化を拒否してきました。雇用体系は習慣・慣例というものに守られ長い間変更の必要すら論じられることはありませんでした。

ただ雇用・労働の問題は海外という競争相手があり、外資の進出により法律でも守りきれない状況が変化を促しています。しかし国内で完結する教育というのはメディアと並んで最後まで改革に抵抗することでしょう。

しかし子どもたちの置かれている境遇が決して良くないという認識だけはもはや覆りそうもありません。「ゆとり教育」からの脱却、授業時間の拡大、授業内容の拡充などが今後の路線として掲げられ、教員免許の更新や、新しい学校制度などが議論されています。ただ、労働環境がそうなっているように、新しい変化当初は過渡期としてさまざまな問題、軋轢が議論に上ることでしょう。それは避けられないことです。

今までの学歴重視、能率良く従順に仕事をこなせる労働力の必要性ということが新しい社会の雇用では低下することも十分考えられます。そうなったときにじゃあ学校は子ども達にどういった教育をしていくのか、ということが初めて明らかになるのかも知れません。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です