7-本の紹介

【レビュー】月刊群雛2015年12月号

結城浩先生がゲスト寄稿ということで購入。

月刊群雛 (GunSu) 2015年 12月号 ~ インディーズ作家を応援するマガジン ~
NPO法人日本独立作家同盟 (2015-11-23)
売り上げランキング: 566

以下のサイトから立ち読みもできるようです。

『月刊群雛』2015年12月号(11月24日発売):群雛ポータル

ゲストコラムのテーマは『セルフブランディングで大切にしていること』。なんといっても、私はそのテーマで本を一冊書いているくらいです。内容が気にならないわけがありません。ということで、拝読してみると、うんうんと頷けるものばかり。

たとえば以下の部分。

さて、批判を見つけたとしても、決して反論しようと思ってはいけません。ましてや相手を論駁しようと思ってはいけません。一つの作品を読んで何を考えどう感じるかは読者の自由です。たとえ誤読されたとしても、誤読されるような文章を書いた人の責任(つまり作者の責任)であると思います。

これは大切なことです。

もちろん、きわめて意図的な曲解というのもあるでしょう。その責任は誰にあるのかは難しい問題です。が、それはさておき、基本的な姿勢としては「一つの作品を読んで何を考えどう感じるのかは読者の自由」と考えておくのが良さそうです。なんといっても、本というメディアの自由さはまさにその点にあるのですから。

だからこそ、本を書く人間は表現に気を配らなければなりません。どう読まれるかわからないから、ギリギリまで表現を追求するのです。

これは読者を大切にするということでもありますし、一歩引いてみれば読者との信頼関係を築くためでもあります。

もし、一冊だけの本を売ってあとは知らん顔、というのであればあらゆるやり方が合理化されます。何をやっても、売上げがアップすれがば、それが「正義」です。しかし、長期的に本を売っていきたいのならば、そうはいきません。そこには「筋の悪い手」がたしかに存在します。

「読者との信頼関係を壊すこと」がもっとも悪手ですし、「読者との信頼関係を築こうとしないこと」もあまり良い筋ではないでしょう。

なにも読者にこびへつらえ、と言っているのではありません。率直に、誠実に読者と向き合えば、それが鍵となります。ある意味では、とても簡単なことなのです。必要なスキルもありません。ある種の心の強さ__弱さを認める強さ__があれば十分でしょう。あとは、傲慢さをダストボックスに送れば完璧です。

ただし、こういうのは「戦略的」にやってどうなるものでもありません。つまり、本当は読者のことを馬鹿にしているけども、誠実そうに振る舞えば、よくわかってない読者は付いてくるだろう、みたいに考えてやっても、やっぱりどこかしらで露呈してくるものです。ある意味では、それもセルフブランディングなのかもしれませんが。

まあ、あまり長々と書いてもなんですので、興味がある方は立ち読みなり、購入なりでコラムをご覧ください。

ちなみに、告知活動については以下のような記事も書きました。ノリはネタですが、内容はガチです。

R-style » ガチ

プロモーションを「押しつけがましい宣伝」と考えるのではなく、受け手を楽しませる活動と考えれば、きっといろいろなアイデアが出てくるのではないでしょうか。

では、では。

追伸。目下締切に追われているので(あるいは締切を追いかけているので)、他の掲載作品は波野發作さんの「オルガニゼイション」だけを読みました。面白かったです。

では、では。

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