物書き生活と道具箱

デジタルツールが主でありながら、紙のノートを使うということ

ノートを新調しました。

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A5サイズぐらいでページ数の多いノートはないかな〜と文具店をぶらついていたのですが、結局目にとまったのはLIFEの「NOBLE NOTE」。サイズはB6で、100 SHEETS。今回は無地をセレクト。

LIFE ライフ NOBLENOTE ノーブルノート 無地 B6 N29
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しばらくはこのノートを相棒にしようかと思います。

使い方

ページ数の多いノートの場合、最初の数ページはインデックスに使ったりするんですが、今回は扉ページだけを「ぐっときた言葉置き場」として使用。

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「闇はあなたのろうそくである」って、なかなか意味深な言葉ですよね。『「無知」の技法』という本で知りました。わざわざ付箋に書いているのは、強調効果に加えて、ノートの代替わりに対応するためです。この辺はおなじみのテクニック。

次のページからは、ごく普通に考えたことを書いていきます。右下にはページのナンバリングも。ちなみに初回記入時は右のページしか使わず、左ページは追記用に空けてあります。

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Why I use it?

正直なところ、iPhoneは常に携帯していますし、そんなことを言えばMacBook Air だってたいがい出かけるときは持っていきます。その意味で、別に紙のノートなんて必要ないのかもしれません。

でも、理想はどうあれ、やっぱりノートは常に買い続けています。なんだかんだと言いながら、いつもどこかにノートを忍ばせています。これは、幻想に依る不合理な行動なのでしょうか。

そうなのかもしれません。そうじゃないのかもしれません。

まず、単純に言えることは、「ノートにペンを走らせる」という行為そのものが快である、という点です。もちろん、個人差はあるでしょうが、私の中ではこれは真です。ただし、それは生産性には影響しません__と言い切れるでしょうか。

たとえば、気分転換にiPhoneでゲームをする、というのはよくある風景です。だったら、気分転換に紙ノートに何かを書いても構わないでしょう。すべてを直接的な効率性で片付ける必要などないのです。

が、それはそれとして、何かしらそれらしい理由を挙げることもできそうです。

  • 他の要素が目に入りにくい
  • ディスプレイではない
  • キーボードタイプとは異なった手の動かし方をする

「テキストとイラストを混ぜられる」というのもありますが、それはまあよく言われていることなので割愛しておきましょう。

上記のような要素を複合した結果、生まれてくるのは「モードの切り替え」ということです。

私の「日常」はパソコンの画面の中にあります。別に二次元で生活しているわけではなく、仕事ではエディタと向き合い、気分転換ではタイムラインを眺めたり、といった感じで一日の多くの時間をディスプレイを見つめることで過ごしています。

人は、目に入る風景、耳に届く音といったもので、そのときの心理的なモードを醸成するわけで、すると私の日常的な感覚とディスプレイは密接にリンクしている、と仮定することもできるでしょう。

そこで登場するのが紙のノートです。

紙のノートに向き合うとき、そしてそこにペンを走らせるとき、パソコンの画面と向き合っている自分とは違う「モード」が立ち上がってきます。時間の流れ方(の感じ方)はゆっくりになり、興味の方向性は外側ではなく内側に向き始めます。

人は「さあ、心臓よ止まりたまえ」と自分で鼓動をコントロールできないように、「モード」の切り替えも意識的には行えません。だからこそ、「儀式」と呼ばれるものがあるわけです。

そう考えると、「今はゆっくり考えるモードに入ろう」と思っただけでは、そのモードには入れません。しかし、環境を操作することはできます。つまり、「今はゆっくり考えるモード」に入りやすい環境を作り、自分の身をそこに置くことはできるわけです。

紙のノートを使う、特にこのデジタルツール蔓延時代に紙のノートを使うことの意義みたいなものは、その辺にあるのかもしれません。

さいごに

もちろん「モードの切り替えみたいなものは必要ない」という方や、「別のスイッチがあって、それで切り替えられる」という方には不要なメリットでしょう。よって、紙のノートを使わなければならない、みたいな狂乱に満ちた言説を展開するつもりはまったくありません。

単に私は使っている、あなたはどうですか。

という話なだけです。

さて、あなたはどうですか。

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