7-本の紹介

2015年に読んだ本ベスト29

さて、年末です。

振り返り記事のシーズンなので、今年読んだ本を振り返ります。題して「2015年に読んだ本ベスト29」。29という数字は10番目の素数であり、本日の日付であり、適当にリストアップしたら出てきた本の数です。つまり、特に意味はありません。

メディマーカーのMyバインダーによると、2015年に登録したメディアの数は266。ただし、ここには楽曲も含まれていますし、そもそも買っただけで読み終えていない本も(少なからず)含まれています。266冊を読了したわけではありません。

じゃあ、読了した本は何冊なのかというと、今年はまったく気にしていなかったので、全然わかりません。登録数から推定すると、50冊〜100冊あたりは読了しているでしょうが、まあ、どうでもいいですね。

では、登録した日付順に参りましょう。

2015年に読んだ本ベスト29

自分の仕事をつくる (ちくま文庫)
西村 佳哲
筑摩書房 ( 2009-02 )
ISBN: 9784480425577

すごく面白い本です。20歳、あるいは30歳くらいのときに読むといいかも。

フェルマーの最終定理 (新潮文庫)
サイモン シン
新潮社 ( 2006-05-30 )
ISBN: 9784102159712

サイモン・シンの作品はどれもおもしろいですね。

小難しいんですが、わりとすんなり読めます。こういう論評的なものを読んだのは初めてかもしれません。

ぼくらの時代の本
クレイグ・モド
株式会社ボイジャー ( 2014-12-13 )

「ぼくらの時代の本」について考えることは、過去の本について思いを馳せることであり、未来の本について希望を抱くことであり、それらを主体的に引き受けることでもあります。

0ベース思考---どんな難問もシンプルに解決できる
スティーヴン・レヴィット, スティーヴン・ダブナー
ダイヤモンド社 ( 2015-02-14 )
ISBN: 9784478029060

この二人の本は、いつでもはっちゃけていて楽しいです。

人間+コンピューターのあるべき形を考える手助けになるでしょう。

私はあまりアカデミズムに興味はありませんが、(梅棹忠夫と)レヴィ=ストロースという人には何かしら惹かれるものがあります。

世界はシステムで動く ―― いま起きていることの本質をつかむ考え方
ドネラ・H・メドウズ, Donella H. Meadows
英治出版 ( 2015-01-24 )
ISBN: 9784862761804

「システム思考」を学ぶ一冊。分厚いですが、地道に読んでいけばなんとか。

荒木飛呂彦の漫画術 (集英社新書)
荒木 飛呂彦
集英社 ( 2015-04-17 )
ISBN: 9784087207804

コンテンツクリエーターなら読んでおいて間違いなしな一冊。

自分をいかして生きる (ちくま文庫)
西村 佳哲
筑摩書房 ( 2011-06-10 )
ISBN: 9784480428417

『自分の仕事をつくる』の続編。私はこちらの方が、深く染み入りました。

はじめての構造主義 (講談社現代新書)
橋爪 大三郎
講談社 ( 1988-05-18 )
ISBN: 9784061488984

レヴィ=ストロースの理解の手助けに。

知の編集工学 (朝日文庫)
松岡 正剛
朝日新聞社 ( 2001-02 )
ISBN: 9784022613257

「新しい時代の知的生産の技術」を構想する上で、ヒントになりそうな本。

賢く決めるリスク思考:ビジネス・投資から、恋愛・健康・買い物まで
ゲルト・ギーゲレンツァー
インターシフト ( 2015-05-30 )
ISBN: 9784772695459

不確定なものと、どのように付き合うのか。

セルフ・パブリッシングで、こういう本がどんどん増えると、個人的には嬉しいですね。

昨今の「ビジネス書」という社会現象には、私も注目しているので、興味深い視点でした。

マシュマロ・テスト:成功する子・しない子
ウォルター・ ミシェル
早川書房 ( 2015-05-22 )
ISBN: 9784152095411

おなじみ「マシュマロ・テスト」。直接的なノウハウ本ではありませんが、なかなか役立つことも多いかと。

純粋に読み物として楽しめました。個人的には、Wikiが気になります。Wiki的なものと、知的生産の技術の掛け算には可能性がありそう。

ベストセラー小説の書き方 (朝日文庫)
ディーン・R. クーンツ
朝日新聞社 ( 1996-07 )
ISBN: 9784022611567

名前で毛嫌いしていた本ですが、読んでみたらまともな本でした。

現代という時代の気質 (ちくま学芸文庫)
エリック ホッファー
筑摩書房 ( 2015-06-10 )
ISBN: 9784480096791

時代が変化するなかで、何が残り、何が変わるのか。そのとき、私たちはどこに視点を向ければいいのか。いろいろ考えさせられます。

書き手なら、読んでおいて間違いはないでしょう。

いつも「時間がない」あなたに:欠乏の行動経済学
センディル・ ムッライナタン, エルダー・ シャフィール
早川書房 ( 2015-02-20 )
ISBN: 9784152095244

簡単な本ではありませんし、ノウハウが開示されているわけでもありません。脳(と私たちの心)のメカニズムに目を向ける本です。

なぜ意志の力はあてにならないのか―自己コントロールの文化史
ダニエル・アクスト
エヌティティ出版 ( 2011-08-09 )
ISBN: 9784757142640

いささかゲンナリするタイトルですが、事実なのだから仕方ありません。自己コントロールとどう付き合うかは、情報過多社会・テクノロジー社会の二つの側面から重要だと思います。

今年発売された本では、5指に入る本です。ネットワーク効果とインセンティブを両方視野に入れた一冊。

人類を変えた素晴らしき10の材料: その内なる宇宙を探険する
マーク・ミーオドヴニク
インターシフト ( 2015-09-28 )
ISBN: 9784772695473

面白いです。ええ、面白いですとも。

職業としての小説家 (Switch library)
村上春樹
スイッチパブリッシング ( 2015-09-10 )
ISBN: 9784884184438

文句なしの一冊。この本を読めば、「村上春樹的=やれやれ」みたいな構図がいかに過去のものなのかがわかるかと。

ゼロからトースターを作ってみた結果 (新潮文庫)
トーマス トウェイツ
新潮社 ( 2015-09-27 )
ISBN: 9784102200025

珍しく妻が食いついた本。読みやすく、笑いに溢れていながら、ふと考え込んでしまう。そんな本です。finalventさんが解説を書いてます。

これも5指に入りますね。パラダイムを動かす本(なはず)です。

「無知」の技法 Not Knowing
スティーブン デスーザ, ダイアナ レナー
日本実業出版社 ( 2015-11-19 )
ISBN: 9784534053299

再び5指入りの本。「わからない」ものとどう対峙するか。それを「わからせる」本というのは本当に難しい仕事だと思います。

イノベーションと企業家精神【エッセンシャル版】
P.F.ドラッカー
ダイヤモンド社 ( 2015-12-04 )
ISBN: 9784478066508

ドラッカーですね。天才というのはこの人のためにある言葉です。オブラートに包めば、頭脳がおそろしく明晰、ぐらいでもいいかもしれません。たわごとが一切ありません。ぐりっと本質をついてきます。

というわけで、2015年に読んだ本ベストのノンフィクション部門をお送りしました。ええ。フィクション部門は明日です。

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