マクドナルド:不正「未然防止には限界」 社長、FC社員の意識問題視(毎日新聞)
日本マクドナルドの東京都内4店舗で発覚した調理日時のラベル張り替えや賞味期限切れの原料使用は、長期間にわたり恒常的に行われていたことが新たに判明し、同社が受けた傷は更に深いものになった。捨てるべき原料を使用していた問題を含めると、同社は12年間にわたりフランチャイズ(FC)店の不正を見抜けなかったことになる。原田泳幸社長は「意図的に隠れて行われていたものは防ぎようがない」と語り、未然防止策には限界があることを認めた。
思ったよりも問題は大きくなっているみたいですね。
ただ、「意図的に隠れて行われていたものは防ぎようがない」と言っただけでは何の解決にもなっていませんし、よりその傷を深いものにしています。
結局マクドナルドではどのようなものが出てくるのか消費者はわからない、ということになってしまいます。原材料の安全性をうたっていても、調理する現場を管理できないのであれば、消費者の不安はぬぐいきれないでしょう。
27日の問題発覚時、原田社長は「(不正が)恒常的という理解はしていない」との認識を示した。ところが、その後の社員やアルバイトに対する調査で、ラベルの張り替えが6年前からほぼ毎日行われていた事実などが次々と判明した。
とりあえず今回の調査でいくつかの事実が判明しているわけですから、今後はこういった抜き打ちの調査を重ねていくしかないのではないでしょうか。
29日夜、調査結果を発表した原田社長は、27日の会見に続き「品質管理のシステムに誇りを持っており、技術的には問題はない」と繰り返し、FC店社員らの意識に問題があったとの見方を改めて強調した。
このためマクドナルドは、FC店オーナーや従業員の意識改革と安全性に対する理念の共有を徹底させることを再発防止策の中心に据える方針だ。30日には、全FC店オーナーを集め、安全意識を高める集会を開催する。
とりあえず社長の言いたいことは、「俺らは悪くない。FC社員が悪いんだ」ということらしいです。まあどこかの高級料亭を思い出しますが、やはり管理する側に一定のスキルが足りなかったことは否定できないように思います。