noteに新機能が追加されました。
これまでの有料マガジンは、一回販売してそれで終了という売り切りタイプなのですが、新しく加わった「継続課金マガジン」では、毎月一回の課金が可能です。つまり、有料メルマガみたいな使い方ができるわけですね。
ただし、この機能を使うには、
- noteプレミアムに登録する(月額500円)
- 審査をパスする
の2ステップを踏む必要があります。大抵の有料メルマガも審査があるので、ここでの注目点は月額500円の「noteプレミアム」でしょう。
noteプレミアムは、noteの機能を強化するもので、そのうちの一つに「継続課金マガジン」があります。が、今のところ、
- 予約投稿機能
- つくれるマガジン数がUP(21個→1000個)
- コメント欄のON/OFF機能
- 継続課金マガジン機能
の4つがあり、お金を払っても使いたい機能と言えば、「継続課金マガジン」だけかもしれません。ただし、今後も機能拡張は予定されているようです。
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まず、現在、β版として一部のかたにつかっていただいている継続課金の機能は、今後「プレミアム課金機能」を通じて、一般向けに公開していきます。それと、これは今後の予定ですが、「共同編集機能」をつけます。それぞれ別のアカウントを持っていて、ファンもいる複数のアカウントが一つのメディアをnote上で持つという機能です。収益の分配率を設定し、自動的に売上を分けてられる仕組みです。これができるようになると、相当面白いことができると思います。
「プレミアム課金機能」より大きな意義を持つのはこの「共同編集機能」でしょう。複数人で運営するWebメディアは、その収益分配がネックの一つとなりますが(公平性や手間の問題)、それをプラットフォームが仲介してくれるのは大変ありがたいものです。
さらに視点を広げれば、電子書籍の分野でも、これと似た機能を持つのはBCCKSぐらいしかありません。noteは電子書籍ではありませんが、書き手・クリエーターが新しい「マガジン」の形を模索する上で、大きな選択肢の一つとなるでしょう。
そしておそらく、そういう事例がいくつか出てきたら、よりnoteに注目が集まり、使う人が増え、という好循環が回っていくはずです。
逆に言えば、導火線となるようなクリエーターを惹きつけられないとなかなか難しいのかな、という印象もあります。
さいごに
今のところ、noteでは個々のクリエーターに注目が集まっているわけですが、noteを使うクリエーターが増えていった後に、「共同編集機能」がどどーんと登場すれば、おそらくその風景は変わるでしょう。クリエーターではなく(それぞれが作る)メディアに注目が集まるはずです。おそらくそのときに、noteは本当の意味で「他にはないプラットフォーム」になっていくのでしょう。
というわけで、現状「まぐまぐ」のみで展開しているWeekly R-style Magazineをnoteでも展開しようか検討中です。いつもの私なら難しいことは考えずにすぐに飛び込むのですが、なぜか今は様子見しております。
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