アウトライナーで遊ぼう 物書き生活と道具箱

見出しの押し下げと引っ張り

観察事例1

たとえばWorkFlowyで文章を書いていたとしよう。まずは、思いつくままに文を重ねていく。

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そうして書いていると、「見出し」が立つことになる。新しくつけることもあるだろうし、元々ある一行が見出しとして機能する場合もあるだろう。どちらにせよ、一塊の文章を代表する一行が生まれるのだ。

その場合、WorkFlowyでは、一塊の文章の方を「押し下げる」ことになる。

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続きの文章を書き、そこでも見出しを立てる。

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すると、それぞれをまとめる「第一章」というコンセプトが立ち上がってくる。

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どうするか。一塊の文章の方を「押し下げる」のだ。

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観察事例2

Ulyssesで考えてみよう。マークダウンを使う。

まったく同じようにつらつらと文を重ねていく。そして、見出し候補が生まれる。

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その際、マークダウンでは本文ではなく見出しを「引っ張る」。操作するのは見出しの方であって、本文ではない。

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さらに文章を続け、同じように「第一章」というコンセプトが立ち上がる。

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この場合でも、やはり見出しを「引っ張る」。

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ただし、最初に引っ張った見出しは、「第一章」の登場で引っ張りすぎになるので少し戻すことになる(#→##)。

考察と疑問

だから何?

と問われても私はうまく答えることができない。そもそも全然別種のものを並べているのだから、違うのは当然である。

ただ、WorkFlowyに代表される(かどうかは知らないけど)アウトライナーの場合、上記のような書き方をしていると、どんどん本文が「下」に移動していく。下位の階層に移っていくのだ。

だから複数の階層を作ると、深さがバラバラになることがある。本文が階層深度2にあったり、3にあったりしてしまうのだ。その代わり、最上位のラインは常にキープされる。それはまっすぐなのだ。

逆にマークダウン式で見出しを作っていると、本文のラインが常にキープされ、見出しが上がったり、下がったりする。だからこそ、どこかの見出しを書いたり、つけ加えたりすると、階層構造が崩れたりおかしくなったりする。#を##に書き換えたのは、それを調整するための是正措置である。

個人的な感触として、Ulyssesのマークダウン式の方が安定感がある。執筆しているときに、階層サーフィングで酔うことがない。

でもこれは、アウトライナーよりもマークダウンの方が優れているという話ではなく、むしろアウトライナーで本文の階層をいかにコントロールするのかについての指針になるのではないか、という気がしている。

どうだろうか。

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