『アウトライナー実践入門』に「アウトライン操作の5つの<型>」というのが出てくる。
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- リスティング(箇条書き)
- ブレイクダウン(細分化)
- グルーピング(分類)
- レベルアップ(階層を上がる)
- ソーティング(並び替え)
見事に箇条書きだ。これを「自分のアウトライナー」に入れてみる。
解剖台に乗せられたカエルを眺めるみたいに、じっと見つめる。
さあ、遊ぼうじゃないか。
Let’s Play
「自分のアウトライナー」に入れると、さまざまなことが可能になる。
たとえば「リライト」だ。
「5つの」を消してみた。これで、<型>の数はいくらでもよくなった。個数の制約から解き放たれたのだ。
なあに、気にすることはない。最終的に固まってから、はじめから個数を決めていましたよと言わんばかりに数を入力し直せばいい。あなた以外の誰もそれには気がつかない。したり顔を浮かべておけばいい。
もちろん「順番を入れ替える」こともできる。
別に著者の並べた順番が絶対ということはない。それが絶対なのは本の中だけである。「自分のアウトライナー」に入れれば、それはあなたの支配下に置かれる。自分にとって収まりの良い順番をクルクル入れ替えながら試せばよい。
せっかくなので「下位に項目を追加」してもいい。
言うまでもないが、「新しい項目を追加」してもいいし、「既存の項目に肉付け」することも許容されている。
このようにして遊びは進んでいく。
さいごに
「知的生産にとって、あらゆる事象は素材となる」
と言ったのは、他の誰でもない私だが__ちなみに、今初めて言った__、「自分のアウトライナー」に入れるとこのように他の素材を使って「遊ぶ」ことができる。人はそれを探求や研究と呼ぶのかもしれないが、気分的には遊びである。とは言え、真剣に遊ぶわけだが。
もちろん「自分のアウトライナー」というのは一つの象徴である。
それは大学ノートであっても、付箋であっても、情報カードであっても、テキストエディタであっても、脳内の心的イメージであっても構わない。ただ、「アウトライン操作の5つの<型>」をお行儀良く書き写し、丸暗記して終わり、というだけでは面白くない、というだけの話だ。
というわけで、Let’s Play.
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