4-僕らの生存戦略

がんばる・コマンド

「がんばる」は、解釈に幅のある言葉です。

ここでの「がんばる」は、目標を設定して、多少自分を追い詰めながらも、努力を積み重ねていく、みたいな雰囲気でしょうか。世の中には、たしかにそうせざるをえない状況があります。デッドライン間近とか、そういう状況ですね。

でも、それは秘めたる奥義のようなもので、日常がそれだと息苦しくなってしまいそうです。視野が狭くなったり、柔軟性が失われたりするかもしれません。

「がんばる」はコマンドとしてはとっておくにしても、何か別のものが欲しいところです。

screenshot

function setCommand(theMyCommand)

私たちは何か特別なものに目を向けたがります。でも、まっさきに注目すべきは「いつもの」です。ルーチン。日常的行為。息をするようにやること。それを淡々と繰り返すことで、日々は形成されていきます。

「がんばる」ことは大切かもしれませんが、「がんばり続けること」ってなかなかできないわけです。「いつもの」で成果をあげられるなら、それにこしたことはないでしょう。

その上で、新しいコマンドとして「ためす」と「くふう」の二つも加えておきたいところです。

「ためす」のコマンドはとても大切です。少なくとも、「ためす」気持ちならば失敗は怖くありません。損失回避の心理的障壁がずいぶんと弱まります。新しいことを試す。新しい考えを試す。新しい食事処を試す。プロトタイプ・マインド。とにかくまあ、始めてみることです。

でも、それだけだと前には進めません。「くふう」が必要になります。試してみてうまくいかなかった。だったら、何かを変えて、またもう一度試す。それでもだめなら、さらに何かを変える。それを繰り返して、ようやくプロトタイプがプロトタイプではなくなっていくのです。

そうは言っても、ここぞというときは__たとえば、明日が原稿の締め切り日というようなときは__「がんばる」ことも必要でしょう。達成すべき目標が定まっており、それをどうしても動かせないのであれば、あとは「がんばる」しかありません。そうです。「がんばる」は対象があやふやだと、実は機能しないのです。だって、「がんばる」自体があやふやですからね。

だからこそ、「がんばる」前に、「ためす」と「くふう」を入れておきたいところです。

screenshot

return

さて。

みなさんは、どんなコマンドをお持ちでしょうか。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です