Sharing is Power! / Create your own way.

5つの仕事術、5つの領域

次の記事を読みました。

[Lifehack Basics] 私の仕事の習慣、すべて公開します | Lifehacking.jp

2つの原則と、5つの領域が紹介されています。

こうした記事を読むと、「はて、自分はいったいどうだろうか」と考えたくなりますね。とは言え、とっかかりがなければ、思索は進めにくいものです。

そうだ、と昔書いた記事をふと思い出しました。

R-style » 「5つの仕事術」

今でも活躍している5つの仕事術です。ここからちょっと考えてみましょう。

5つの仕事術

  • デイリータスクリスト
  • MIT feat.ファーストタスク
  • タイマー・ダッシュ
  • 精神と時の部屋法
  • 週次レビュー

具体的な内容については元記事をご覧頂くとして、これらの仕事術にはいくつかの傾向があります。

まず、人間が持つ弱さについての理解__というのはさすがに主語が大きいので、私が持つ弱さについての理解としておきましょう__があります。「やる気を出せば、なんでもやれる」と思っている人は、ファーストタスクという考え方はバカらしいでしょうし、タイマー・ダッシュは軟弱であるかもしれません。重要なことは忘れないと信じている人は、タスクリストすら無用に思えるでしょう。

しかし、人間の認知活動は、受動的な部分が多分に含まれているので、タイマーを一つセットするだけで集中力が湧いてくる、ということがありますし、逆にタイマーをセットしないとなかなか集中できないということもあります。緊急かつ重要なことは思い出せても、非緊急な重要なことは思い出せなかったりします。

もちろん、それらには個人差があるわけですが、置かれている環境が自身のマインドモードに影響を与えることは多くの人に共通するでしょう。自分自身だけをあてにするのではなく、ある程度はツールをあてにする。意志を頼りにするのではなく、ある程度は環境ドリブンに身を任せる。そういう傾向がありそうです。

また、緩やかな段取りを好んでいます。「すべての行動を俯瞰する」というようなものはありませんが、ざっくりとは方向性を掴んでおきたい、という意欲が見て取れます。

最後の一つは、制限(制約)による力を活かす、ということでしょうか。これは自分自身の弱さをバックボーンに据えれば必然的に導き出される傾向です。何もかもはできないのだから、限定し、その領分で力を発揮する。実際、その方が私はうまくできることが多いようです。

5つの領域

ということを踏まえた上で、じゃあ、どんな領域があるのかを考えてみると、次の5つになりそうです。

  • 「やること」管理
  • 段取リズム
  • 集中力ストラテジー
  • フラグメント・マネジメント
  • セルフR&D

それぞれみていきましょう。

「やること」管理

タスク管理ではありません。「やること」管理です。もちろん、「やること」管理の中にはタスク管理も含まれますが、全体像はもう少し広いのです。

私はフリーランスですので、「なにを≪やること≫にするのか」という管理がどうしても必要になってきます。逆に言えば、それを自由に設定できるのがフリーランスでもあります。

言い換えれば、「やること」管理は、「やらないこと」管理と背中合わせです。何をやって、何をやらないのか。その判断ができないと、「やること」は山のように膨れあがっていきます。その管理だけで膨大なリソースが消費されてしまうでしょう。望ましい姿ではありません。

私は、極力「やりたくないことはやらない」という方針で仕事をしていますし、それは「面白そうなことは積極的に取り組む」という方針とセットにもなっています。この二つが機能することで、「やること」が一定水準に保てるわけです。

また、キリッとした表情で「やること」と「やらないこと」を選り分けるだけではつまらないので、ある程度はS/Nな状態を受け入れるようにしています。Sを100%にしようとすると、どこかしらに硬さが出てくるものです。これもまた望ましいものではありません。

ともかく、私は時間ではなく「やること」を管理します。手持ちの時間に合わせて、やることを増やしたり減らしたりするわけです。

段取リズム

造語のつもりでしたが、ググッたらすでに複数ありました。残念です。

「計画」ではなく、「段取り」が私のメインスタイルです。段取りとは、事前の計画だけでなく、「準備→実行→後始末」を含む全体的なプロセスのことで、かつ「想定外のこと」が起こりうることもそこには含まれます。

だからきちきちに固めるのではなく、ゆるやかに「あれと、これと、これ」というくらいに定めて、それに向けて進んでいきます。つまり、空白があります。言い換えれば、余白があります。それがバッファーとなってくれるわけです。

「リズムは休符から生まれる」

というのは、ちゃんと私の言葉ですが、段取りの感覚はリズムの感覚に似ています。

集中力ストラテジー

やる気と集中力は同じでしょうか。

私にはわかりませんが、仮に同じでないとしたら集中力の方がはるかに重要です。そもそも、作業に集中しているその最中は「やる気」なんてどこにも見当たらないはずです。

だから必要なのは集中力です。時間というリソースが限られているのならば、いかにその時間を濃密に、濃厚に使えるのかが鍵となるでしょう。クオリティ的なものも、そこから生まれてくる(はずです)。

タイマーをセットするのも、耳に入ってくる雑音や通知をカットするのも、すべてその集中力をいかに活かすのか、という視点からです。朝イチに大切な仕事__たとば、このブログを書くこと__を入れるのも同様です。

外で作業をしたり、馴染みのカフェでアイデア出しをしたりするのも、ある種のモードを発揮させ、そこから集中力をひねり出す(というほど大層なものではありませんが)ためです。

でもってこれは、「やること」管理と段取リズムに呼応しています。「やること」が多すぎれば、集中力ストラテジーはすぐに破綻します。一日500個しか作れない工場で、一日1000個の受注をしたらパンクするのは目に見えています。多少稼働を上げても追いつくものではありません。

また、集中力が効果的に発揮されるタイミングを見計らって、段取りを考えるのも有効です。

フラグメント・マネジメント

講演「断片からの創造」に登場しました。

大まかに言えば、メモの管理であり、インプット・アウトプットの管理です。これは仕事がらどうしても必要なことです。継続的なアウトプットを出すためには、継続的なインプットが欠かせませんし、そのインプットの「成果」もまた管理しなければいけません。

それが、フラグメント・マネジメントです。これだけで一冊の本になりそうです。

セルフR&D

で、これが一番大切なことですが、以上のような領域それぞれについて、自分なりに研究なり改善なりをしています。「常にブラッシュアップ」というほどストイックではありませんが、それでも問題点があれば改善しようとしますし、新しい何かがあれば試していたりもします。

これは全体的に見れば、「無駄」なことも多いのですが__S/NでいうところのNにあたる__、たまにヒットもありますし、そのたまのヒットが意外な効果をもたらしてくれることもあります。

広い言い方をすれば、週次レビューもセルフR&D(と段取リズム)の時間かもしれません。

さいごに

というわけで、今回は自分の領域を探索してみました。案外これはこれで面白いコンテンツになりそうです。

皆様もご自分の領域をexplorationしてみてください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です