風が吹く。
一つの結果として、風が吹く。
温度が違えば、気圧も異なり、
そこに風は生まれてくる。
不均一の是正措置。
結果としての空気の流れ。
流れてきた風を、変えることはできる。
誘導し、封じ込め、
新たな流れを与えることはできる。
しかし、おおもとは変わらない。
地球が地球である限り、同じように風は吹く。
同じように、風は吹き続ける。
どれだけ風を変えようとも、
根源はそのままだ。
吹いた風は何をする?
木々を揺らし、石を削り、風車を回す。
風がもたらす、もう一つの結果。
風を変えれば、それらは変わる。
散る葉が変わり、削られる石が変わる。
もう一つの、結果は変わる。
幾たびもそれが繰り返されたのなら、
地形だって変わってしまう。
そうなれば、風もまた変わる。
根源から変わってしまう。
* * *
言葉とは、風のようなものだ。
心が言葉を生み、言葉は何かを変える。
巡り巡って、自分の心もまた。
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