引き続きScrapboxについて。
今回は、ごくごく基本的な操作について。
新規作成
まず、画面上の「+」マークが新規ページ作成ボタン。ちなみに、細かいメニューは右上にあるので暇なときに触ってみるのがいいだろう。ヘルプにもそこからアクセスできる。
で、ページを作成すると、こんな感じとなる。
中央がエディタで、右のアイコンが作成者、その下のファイルマークが操作メニューである。ページの複製や削除が行える。「Pin at home」を指定すると、ホーム画面の冒頭に固定表示される。冒頭は他のページよりも大きいサイズで表示されるので目立つ。他の訪問者に最初に見てもらいたいページを指定する使い方などがあるだろう。
では、中身。
一行目が自動的にタイトルとなる。URLもそこで設定される。二行目以降が本文だ。
操作について覚えておくべきことは実はそれほど多くなく、[]がいろいろ多機能である、という点だけを踏まえれば何とかなるだろう。他のページへのリンクは[ページタイトル]で作成される。wikiをイメージしてもらえばいい。空のリンク__つまり、まだ存在していないページへのリンク__も作れるのがありがたい。そういうシチュエーションは山のようにある。
あとは、ハッシュタグ。#ハッシュタグ の記法でOKだ。
おおよそ、この二つを知っておけば、Scrabpoxの基本的なパワーは活かせるのではないか。その他太字処理やらなんやらはヘルプの「記法」をご覧頂ければ、すぐにわかる。あとは実際に書いていれば慣れてくるだろう。
使い方の指針
でもって、指針だが、やはり他のページへのリンクとハッシュタグをばしばし付けていく使い方がいいだろう。ハッシュタグはページのどこに書いてもいいので(もちろんタイトル以外だ)、思いついたその瞬間に書いておける。Evernoteの場合は、本文から一度タグ入力欄に移動しなければいけないのが、若干の手間なのだが、Scrapboxでは直接本文に書けるので、実にシームレスだ。これがなかなか良い。
リンクやハッシュタグを増やせば増やすほど、ページ間のつながりが動的に生まれてくる。そうすれば、後から見たときの利便性が上がる。
この点を考えても、本ツールはやはりメモ__使い捨ての情報を留めて置くツール__ではなく、ノート__後から何度も利用することが前提のツール__であると言って良いだろう。もちろんメモを書いていけないわけではないが、後からそれを整形し、利用可能な状態に持っていくことが望ましい(あるいは、メモというページを作ってしまうか、だ)。
あと問題になってくるのは情報の粒度である。細切れ情報は使いにくいとしても、せっかくリンクがあるのだから、あまりに大量の情報を詰め込むのは合理的ではない。やはりウィキペディアのような「一つの概念」に一ページを当てるのがよいだろう、という予測は付くが、雑多な情報をEvernoteに保存してきた私には、その粒度の設定が案外難しい。これは今後の使用における課題でもある。
さいごに
ともかく、後はまあ、使ってみるしかない。
今のところ、一枚のページを一枚の情報カードに見立てるのが良さそうな気はしているが、その正否もしばらくためしてみれば判明してくるだろう。
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