はい。今週は新刊についていろいろ書いていきます。
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フル・ノベル
さっそく書評記事を頂きました。爆速です。ありがとうございます。
書評: Dr.Hack僕とハカセのハック・ストーリー倉下忠憲さん – うさぼうの人生ダッシュボード化計画
日々のちょっとしたテーマ(これらに並々ならぬ興味を感じるならライフハックアンテナの感度を上げることをおすすめします)に対して、ハカセとの対話を通じて僕は悩みを解き明かしていきます。
まったくこの通りのお話です。記事もあるように、『タスク管理ゲーム化計画』と親和性は高いだろうと思います。
そういえば僕エバはライフハックライトノベル第一弾じゃなかったのかしら?という疑問が浮かびましたがあれは解説編とセットだから違うのでしょうか。
これについてはいくつか答え方ができるのですが、第一に「書き上げた」のはDr.Hackの方が先です。
Dr.Hackは、メルマガで2012年〜2014年、約60週にわたって連載し続けたもので、一応その段階で物語は一段落ついています。そのメルマガ連載と、今回出した本は、基本的には同じ話です(細部にはかなり手を入れてありますが)。なので、2016年に出版された『ズボラな僕がEvernoteで情報の片付け達人になった理由』よりも出自としては先、ということになります。
が、それはそれとして、記事でも考察されているように、僕エバはストーリーパートと解説パートがセットで一冊の本であり、ストーリーもそれを意識して書かれています。その意味で、純粋なストーリーではありません。
対して本作は、全編がストーリーで構成されております。約10万字のフル・ストーリーです。これは書き手にとっても大きな違いですが、読み手にとっても少なからぬ違いがあるのだと想像します。
とは言え、本作も起承転結的な意味でのストーリー性はそれほど強くありません。かなり対話が重視されています。スリルやサスペンスを求められるならば、物足りなさはあるでしょう。が、《そういう小説》だと位置づけていただければ幸いです。
ちなみに、第二弾として予定しているBNS(仮)は、もっとストーリー性があるので、そちらもご期待ください。
さいごに
というわけで今回は、Dr.Hackは小説(全編物語)なんだよ、ということについて書いてみました。とりあえずは準備運動みたいな原稿です。
次回はこれに関連する、実用書ではないんだよ、ということについて書こうかと思います。
感想等々も引き続きお待ちしております。
では、また。
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