Evernote入門者のための〈七つの習慣〉 その2

前回:Evernote入門者のための〈七つの習慣〉 その1

では、どのようなノートを増やせばよいのでしょうか。

基本的には身近なノートを増やすのが良いでしょう。言い換えれば、日常的に利用している情報を記録していくのです。

いくつかの例

こうした話題に興味がある人なら、いろいろなWeb記事を読み漁っているかもしれません。そのときはWebクリップから初めてみるのが良いでしょう。知的生産に興味がある人ならば、着想メモや読書メモからが馴染みやすいかもしれません。パチンコ屋さんの情報を集めてもいいですし、カクテルのレシピを集めるのも良いスタートになりそうです。

どのような観点から考えても、自分がまず利用しそうもない情報を集めても、Evernoteの情報的価値が向上することはありえません。結局のところ、使ってナンボです。だからこそ、身近な情報を集めていくことです。

最終的に役立てたいのが仕事の領域なら仕事の情報を、趣味の領域なら趣味の領域を、知的生産の領域なら頭の中身を、と一つの方向を見据えて進んでいくのが良いでしょう。他の人のかっこいい使用事例に憧れてモノマネしてみるのもよいですが、その情報を自分が使わないなら、Evernoteとの距離が縮まることはない、という点は踏まえておいた方がよいでしょう。

第二の習慣:できれば一カ所に

Evernoteを使い始めるようになったら、できるだけEvernoteに情報を集約するようにしましょう。同じような系統の情報をEvernoteにも集め、他のツールにも集め、としてしまうと混乱が生じます。どこに保存してあったのかを思い出すことが難しくなりますし、また保存する際に悩むことも起きます。これはあまり好ましくありません。

100%完全に、というのは難しいにせよ、できるかぎりEvernoteに集めるようにすれば、「残す場所」と「探す場所」が一カ所に限定されてきて、徐々に情報との距離が近づいてきます。たとえば、Webという場所において、Googleが今よりももっと貧弱で、日常的に複数の検索エンジンを使い分けないとなかなか目当ての情報にたどり着けない、という環境だったとしたら、今よりもWebを使う人の数は少なかったでしょう。人と情報の距離が空いてしまうわけです。

個人の情報利用においても同じことが言えて、あちこち探し回る必要があると、もう使わない、という判断が出てしまいがちです。だから、探すことそのものに手間をかけなくても済むようにしておかなければいけません。そのためには、保存する場所を一カ所に限定しておくのが吉です。
※キーワード:ポケット一つ原則

たとえば、アイデアメモをEvernoteに集めているのなら、スマートフォンのアプリも利用して、パソコンが前にないときにでもEvernoteに保存できるようにしておく。あるいは手書きメモに書いたものは、撮影してEvernoteに送信する。そのような一手間をかけておけば、後からの情報利用の心理的距離を縮めることができます。

とは言え、そのような保存場所の統一は、Evernoteを使い始めてから以降のものだけで十分です。言い換えれば、Evernoteを使い始めるまでの情報については、細かく気にする必要はありません。原則論で言えば、そうした情報もEvernoteに入っているのが望ましいのですが、使い始めたばかりのころにそうしたものを取り込むのは面倒でしかありません。ある程度使い慣れてきたときに、もし時間があれば過去の情報も取り込む、くらいの心構えでよいでしょう。

次回:Evernote入門者のための〈七つの習慣〉 その3

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