Evernote入門者のための〈七つの習慣〉 その7

前回:Evernote入門者のための〈七つの習慣〉 その6 – R-style

第七の習慣:見る・読む・検索する

なんのためにEvernoteに情報を貯め込むのか。もちろん、使うためです。ですから、使いましょう。

では、どうやって「使う」のか。3つルートがあります。

見る

ときどきEvernoteを見返しましょう。ノートのタイトルをざざっーと眺めても良いです。ノートブックやタグの一覧表示を確認しても良いです。別にそこから何かをしてやろうと躍起になる必要はありません。机の上に置きっぱなしになっている大学ノーとをパラパラ見返すような感覚でOKです。

たいして難しい行為ではないと思いますが、それだけでも自分とEvernoteの感情的距離は縮まります。どんな情報がEvernoteに保存してあるのか、どんな形で保存してあるのかが自分の脳に染みこんでいくのです。

この手の把握を楽にするためにも、スタートの段階ではノートブックやタグの構造をややこしくしない方が吉です。それはこれまで紹介してきた習慣とも呼応します。

読む

ノートを見返した中で、ふと気にとまるものがあればぜひとも読み返しましょう。書店を歩いるとき、目にとまった本があれば手にとって中身をチェックしたりしますよね。それと同じことです。

Webクリップや読書メモなんかを読み返してみると、「そうそう、こういうの読んだ、読んだ」ということがあるかもしれません。アイデアメモなら、「あっ、こんなこと考えてたっけ」ということがあるかもしれません。過去の自分との遭遇です。そこから、今の自分にとっての新しい着想が生まれてくるかもしれませんし、生まれてこないかもしれません。どちらにせよ、それが「情報を使う」ということの一つの形態です。まさに、そのような体験をするために情報を蓄積していくのです。

もし読み返す中で新しい思いつきがあるならば、もちろんそれもEvernoteに保存するようにしておきましょう。アイデアでもタスクでもレシピでも読みたい本でもなんでも構いません。そのようにして思索というのは豊かになっていきます。

検索する

ノートの数が500くらいになってきたら、たまには検索してみましょう。検索にはいろいろな楽しみ方があります。

まず、キーワードによる検索。そのとき気になっている事柄があれば、それをキーワードにしてEvernoteを検索します。過去の自分が思いついたこと、参考にしたウェブサイトが見つかるかもしれません。そのような情報は、今の自分の視点を動かし、発想に新しい風を吹き込んでくれます。

次に、作成日時による検索。これもなかなか面白いです。たとえば「去年以前に作ったノート」というような検索ができます。まるで昔の手帳を読み返しているような気分が味わえます。

他にも、添付ファイルが付いたノートだけを閲覧してみたり、特定のタグがついたノートを見返すことも何かしら刺激になりそうです。検索文の作り方については、以下の公式サイトが参考になります。

Evernote の高度な検索構文の使い方 – Evernote ヘルプ&参考情報

まとめ

このような「見る・読む・検索する」ことがなぜ大切なのかと言えば、もちろんそれがEvernoteを使う目的だからなのですが、初心者の段階では、「Evernoteを使う」ということの感覚がまったく掴めていません。これが、Evernoteの整理を難しくする要因でもあります。

だからこそ、最初の段階からしっかり情報を使う経験を積み重ねていくのが吉です。たとえば「見る」ということを繰り返していけば、自分にとってどんなノートタイトルが見やすいのかがわかります。その理解は、次回以降のノートタイトルの付け方に反映されるでしょう。ノートブック名やタグ名についても同じことが言えます。

また、「読む」ことを繰り返していけば、どのような書き方が読みやすいのかがわかります。それはWebクリップのやり方(全体保存するのか、選択部分だけにするのか)や、アイデアメモ・読書メモの書き方に反映されてくるでしょう。

検索も同様で、一度自分で検索してみることで自分の検索の癖がわかり、それに合わせる形でノートを保存していけば、どんどん「自分に合ったEvernote」ができあがっていきます。こればかりは、理念先行で考えてもどうしようもありません。実際に使ってみて、「Evernoteを使う」というのがどういう感覚なのかを知ることが必要です。その感覚を、Evernoteの整理にフィードバックすることで、使いやすいEvernoteができあがっていきます。

次回:Evernote入門者のための〈七つの習慣〉 その8

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Rashita
物書きをやっております。実用書から小説までなんでもござれのハイブリッド物書きです。 ライフハックや仕事術、知的生産などに興味があります。

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