手帳としてEvernoteを使う その1

1. 一冊のノートは、さまざまな使い方が可能です。勉強ノート、家計簿、スクラップブック、ネタ帳、……そして、手帳。あらかじめカレンダーが印刷されたノートもありますが、BarrettJournalなメソッドでノートを手帳的に使うこともできます。

2. Evernoteもノートです。

3. 1および2から導かれる結論は、Evernoteも手帳として使うことができる、です。

手帳とは

ここで言う手帳とは、月間カレンダーや一日・週間ページ、そして備忘録・住所録などの機能的ページがパッケージされたツールであり、そうした機能的ページの使用を通じて自己管理(セルフマネジメント)を行う目的で用いられるツールを指します。

手帳の手帳たるゆえんは、その携帯性による日常へのフィッティングであり、つまり、「いつでも持ち歩いてスケジュールを確認・追加」できる点にあるわけですが、その意味ではスマートフォン+クラウドツールも同じように使えます。それに、だいたいパソコンを使って仕事をしている私にとっては、いつも開きっぱなしにしてあるEvernoteほど日常的なツールはありません。よって、手帳の手帳感はクリアできます。あとは、機能的ページの実装です。

たとえば「ほぼ日手帳」には、以下のようなページがあります。
文庫本サイズのオリジナル – 全ページ徹底解説 – ほぼ日手帳 2017より

  • 年間カレンダー・年間インデックス
  • 月間カレンダー
  • 1日ページ
  • おまけページ(メモ・Addressesなど)

「ほぼ日手帳」より少し大きいサイズの「カズン」には、上記に加えて「週間ダイアリー」というページもあります。他の手帳であっても、細かい違いやページデザイン上の差異はあるにせよ、ページ構成自体は似たようなものでしょう。

よって、上記をEvernoteで再現すれば、Evernoteを手帳的に使うことができそうです。

月間カレンダー

まずは「月間カレンダー」です。一ヶ月が表組みで表示されていると、いかにも手帳的な雰囲気が漂ってきますね。

幸いなことに、Evernote社さんが月間カレンダーのテンプレートを提供してくれています。親切なこと限りなし、です。

テンプレート: 2017 Evernote カレンダー – Evernote ヘルプ&参考情報

実は上記のページには、「月間カレンダー」だけではなく、「年間カレンダー」「週間プランナー」「デイリープランナー」という手帳を構成する機能的ページのテンプレートも公開されているのですが、それはひとまずさておきましょう。「月間カレンダー」に話を絞ります。

提供されている「月間カレンダー」は、一枚のノートに12ヶ月分のカレンダーが収録されています。これは、「1トピック1ノート」の原則(※)に反しているので、個人的には使いにくいものです。
Evernote入門者のための〈七つの習慣〉 その3参照

よって、ハサミを使ってページを切り刻みます。具体的には、上記のテンプレートをEvernoteに取り込んだ後、11枚の新規ノートを作成し、コツコツとそれぞれの月のカレンダーをコピペで移動させるのです。

すると、次のように一ヶ月ごとのカレンダーが入った12枚のノートができあがります。

あとは普通の手帳のカレンダーページと同じように使っていけばOKです。先の予定を管理するために使っても良いでしょうし、たとえば毎日の体重を記録していくようなログ的な使い方もできます。

※日々の記録にカレンダーを使う

カレンダーノートの扱い

予定管理にせよログ的使用にせよ、このカレンダーノートには頻繁にアクセスすることになります。よって、まず各ノートにリマインダーを設定しておくのがよいでしょう。そうすれば、ノートリストで最上位に表示されるのでアクセスは容易です。

※リマインダーでの表示

さらに当月分のノートについては、ショートカットコーナーにも置いておきましょう。これでさらにアクセスしやすさがアップします。

これでかなり手帳的になりましたが、ほぼ日手帳との違いが多少あります。たとえば、ほぼ日手帳(のカバー)にはしおりひもが二本ついており、私はそれを「今日の一日ページ」と「今月の月間カレンダー」に挟んでいました。そのしおりひもは、アクセスしさすさの向上と共に、「一年という時間がどれだけ進んでいるのか」を視覚的に表現する役割も担っています。

そこで、Evernoteの月間カレンダーも、同種の視覚的効果を絵文字によって表現します。実装は簡単で、未使用のカレンダーノートの場合はそのままの状態で、その月が実際にやってきたノートについてはタイトルの頭に絵文字をつけるのです。

※一年の半分が終わっていることが絵文字を見ただけでわかる

月が一つ進むたびに、この絵文字の浸食が増えていきます。経年が視覚的に表現されているのです。

細かいことのように思えるでしょうが、これが案外重要です。特に長年紙の手帳を愛用していた人間にとっては、「手帳を使っているような感覚」は、このような細かいことによって構成されているのではないかと思うくらいです。

ともかくこれで月間カレンダーの実装は終わりました。次は一日ページです。

次回:手帳としてEvernoteを使う その2

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Rashita
物書きをやっております。実用書から小説までなんでもござれのハイブリッド物書きです。 ライフハックや仕事術、知的生産などに興味があります。

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