発想の道具としてのEvernote その2

前回:発想の道具としてのEvernote その1

ためる道具としてのEvernote

ためる道具としてのEvernoteはどうでしょうか。言い換えれば、着想を集めるための道具としてのEvernoteの優位性はどのように評価できるでしょうか。

これはもう抜群です。ためる道具として見た場合のEvernoteの機能性は、もはや圧倒的と言って良いでしょう。

  • 大学ノート
  • バインダーノート(ルーズリーフ)
  • 情報カード
  • デジタルノート
  • アウトライナー

これらの中では群を抜いていますし、同じ「デジタルノート」カテゴリーにおいても頭一つ抜けた存在です。

では、どのような点から、そうしたことが言えるのでしょうか。

記録操作の三要素

「ためる」という動作を考えてみると、そこには3つの要素があることがわかります。

  • 情報を入れること
  • 入った情報を管理すること
  • 入った情報を後から取り出すこと

それぞれ見ていきましょう。

情報を入れること

情報を入れる際に重要なのは、「手早く入れられること」「一元管理できること」の二つです。

この点においてEvernoteが優位なのは、これまでさまざまな書籍で述べてきた通りですが、クラウドであり、さまざまなデータを扱え、WebクリッパーやAPI連携の外部ツールが存在しているEvernoteは、情報を入れるツールとしては文句がありません。

特にWebクリッパーは、他のツールに乗り換えにくいほど強力であったりします。ウェブブラウジングしない人であれば関係ありませんが、そうでない人間にとってはEvernoteを使う強い動機になりえるでしょう。

入った情報を管理すること

情報を入れた後、それらを管理(あるいは整理)することも必要です。Evernoteでは、タグとノートブック(&ノートブックスタック)という仕組みでこれを実現しています。これらの機能で十分と言えるかどうかはともかくとして、少なくとも整理体系がユーザーに任されている点は大きいでしょう。

これが、ツール側が「このように整理しなさい」と指定してくるものであれば、知的生産の道具としては使いものにならなかったはずです。

入った情報を後から取り出すこと

保存した情報は、後から取り出すことが必要です。Evernoteにおいては、目視・リマインダー・検索の3つの手段が存在しています。

目視はあらゆる情報管理ツールで(だいたい)使えるのでさておくとして、リマインダーの存在はわりと珍しく、検索は非常にすぐれています(検索についてはまた改めて書きます)。デジタルツールであれば検索は絶対についていて欲しい機能なわけですが、適切に検索できるかどうかは、ツールによって変わってきます。

Evernoteはさまざまな条件を使えるので、ある程度使い方に慣れていれば、(Googleを使うのと同じように)目的の情報を探しやすくはあるでしょう。

まとめ

以上見てきたように、「ためる」ツールとしてのEvernoteは圧倒的に優れています。手軽にさまざまな情報を記録し、それらを一カ所に集め、自分なりの整理体系を築いた上で、後から取り出して使う、ということが可能なツールです。今のところ、これらが実現できるツールは他にはありません。

では、

  • ためる
  • 動かす
  • 固定する

の残り二つについてはどうでしょうか。

次回:発想の道具としてのEvernote その3

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