さて、今回からEvernoteをAppleScriptで操作するための講座をお送りします。基礎的な知識をご紹介しますので、Evernoteの活用にお役立てください。
AppleScript
まず肝心要のAppleScriptですが、乱暴にまとめれば、Macのアプリケーションを操作するための簡易スクリプト言語、といったところ。
※詳細は、AppleScript(Wikipedia)を参照のこと
Macなら標準でインストールされていますので、誰でも無料で使えます。で、わりかし簡単です。
このAppleScripを使って、Evernoteをわちゃわちゃしてやろう、というのが一つの目標です。
なぜ使うの?
具体的な操作に入る前に、まず、なぜAppleScriptを利用するのかですが、AppleScriptを使うと、以下の二つができるようになります。
- 処理の自動化
- データを他のアプリケーションに受け渡し
前者はたとえば、同じようなノートを365枚作成する場合、手動では当然365回Evernoteを操作しなければいけないわけですが、AppleScriptを使えばそれが一瞬でできます。また、後者については、用途が実に多様ですが、一例を挙げておけば、テキストエディタに書いた内容を使ってEvernoteにノートを作成したり、Evernoteのノート情報を利用して、OmniOutlinerに項目を作ったり、といったことができます。これも便利です。
最終的な使い方はその人次第になりますし、自分次第の使い方ができるからこそAppleScrptでの操作を覚える意義があるわけですが、本連載は、ごくごく基本的な記述方法について語ることで、その導入になることを目指します。
では、次回から具体的な記述方法について入っていきましょう。
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