AppleScriptでEvernoteを操作する 第四回

では、前回紹介した create note コマンドをもう少し詳しくみていきましょう。

create note

スクリプトエディタの「ライブラリ」で、create note コマンドを覗いてみます。

create note v : Create a new note. You must specify exactly one of ‘from file’, ‘from url’, ‘with text’, or ‘with html’.

create noteコマンドは新しいノートを作るためのコマンドで、’from file’, ‘from url’, ‘with text’, ‘with html’のどれか一つを選んでね、と書かれています。前回使用したのは ‘with text’で、おそらくこれが一番多く使われるでしょう。テキストの内容を使ってノートを作れ、ということです。

他のものも見ていきましょう。

[from file file] : Clip the contents of the specified file.
[from url text] : Clip the contents of the specified URL.
[with text text] : Create a new note using the specified plain-text as content.
[with html text] : Create a new note using the specified html as content.
[with enml text] : Create a new note using the specified ENML as content. Do not include the tags, only what should be between them.

‘from file’は、指定したファイルから、’from url’は、指定したURLからノートを作れ、となります。’with html’は、指定したHTMLで、’with enml’は、指定したENMLで、ということです。聞き慣れないENMLとは、Evernote専用のHTML(XHTML)だと考えてください。わからなければ、現時点ではスルーで結構です。

ようするに、上記はノートの中身を指定するための方法です。多くの場合は、普通のテキストで指定すればよいのですが、文字装飾やリンクを作りたいならHTMLが、チェックボックスなどを加えたいならENMLでの指定が必要となります。このあたりも、おいおい確認していくとして、create note コマンドの中身を引き続きみていきましょう。

メタ情報

[title text] : Title for the new note.
[notebook text or notebook] : Notebook in which to place the note. Can be the name of a notebook or an object reference. If no notebook with the specified name exists a new one is created. If no notebook is specified, the default notebook for the account is used.
[tags list of text or list of tag] : Tags to assign to the new note. Can be the name of a tag or an object reference. If no tag with the specified name exists a new one is created.
[attachments list of file] : Files to attach to the note.
[created date] : Creation date for the new note. Defaults to now.

こちらはオプション的要素であり、メタ情報を指定するために使います。必要なければ記述しなくても大丈夫です。

上記の中で頻繁に使われるのが’title text’で、ノートのタイトルを指定します。前回の例でも使用しました。その他、ノートブック、タグ、添付ファイル、作成日時を指定できます。

とは言え、これらすべてを暗記する必要はまったくありません。忘れたらこうして「ライブラリ」を確認すればいいだけですからね。ただ、頭の片隅にでも留めておくと、自分でスクリプトを設計するとき、「たしか、あんなことができたような……」とアイデアが閃きやすくなる効果はありますので、現時点では、なるほどこういう要素も指定できるのか、とざっと確認程度はしておいてください。

さいごに

とりあえず、簡単にまとめておきましょう。

create noteはノートを新規作成するためのコマンドであり、その内容は、テキスト、HTML(&ENML)、URL、ファイルから指定できる。またそのノートの、タイトル、ノートブック、タグ、添付ファイル、作成日時を指定することもできる。

以上です。

あとは、実際にコードを書いてその動作を確かめて見るとよいでしょう。

tell application "Evernote"
create note title "テスト" with text "テキストノートです"
end tell

tell application "Evernote"
create note title "テスト" with html "テキストノートです"
end tell

tell application "Evernote"
create note title "テスト" with enml "テキストノートです"
end tell

tell application "Evernote"
create note title "テスト" from url "https://rashita.net/blog/?p=22718"
end tell

※ファイルからの作成は、また別のところで改めて。

これで create note の基本的な動作はOKです。次回はこのコマンドを使って、もう少しプログラミングらしくノートを作成してみるとしましょう。

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Rashita
物書きをやっております。実用書から小説までなんでもござれのハイブリッド物書きです。 ライフハックや仕事術、知的生産などに興味があります。

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