簡単にEPUBファイルが作れるという「LeME」の噂を聞きつけました。
実際に触ってみたところ、非常にお手軽です。ちょっとやってみましょう。
準備
LeMEは、サーバーにファイルをアップロードするタイプではなく、アプリケーションをダウンロードして使用するタイプです。
環境にあったインストーラーをチョイスしてDLのち実行。とりあえず作成するだけならこれだけでもうOKです。EpubCheck、KindleGenをセットアップする場合は、「セットアップ | LeME」のページを参照してください。今回はまるっと割愛します。
作成
では、実際にやってみましょう。
まずは「新規作成」。
こちらが基本的な画面です。なにかテキストファイルを追加してみましょう。
「Downloads – でんでんコンバーター」からテキストファイルを拝借しました。見出しの設定方法が違うので、中身に少し手を加えていますが、基本的には同じです。
右サイドバーから「目次ページを挿入」を選択。見出しを拾って自動的に目次を作ってくれるようです。
さらに画像ファイルも追加して、「表紙に指定」を選択しておきます。基本的にはこれだけです。下のタブから「ステップ2:本の情報」に移動します。
タイトルや著者名、出版社名などを入力。さらに下のタブで「ステップ3:作成」へと移動。
作成するファイルの保存場所&ファイル名がないので、任意でそれを設定します。
今回は、デスクトップの上に「sample.epub」というファイルで出力することにしました。で、「作成開始」。
ババっと、忍者が姿を消すぐらいの時間で作成完了。
きちんとファイルが作成されています。
iBooksで中身を覗いてみると、表紙の設定もうまくいっていますし、目次も動作しています。
もちろん本分もきちんと縦書きにレイアウトされています。問題ありません。
さいごに
というわけで、メチャ簡単にテキストファイルからEPUBファイルが作成できました。多少テキストファイルの作り方にコツがいりますが、その辺は以下のページでフォローされているのでそれをご覧ください。
でもって、このLeMEは、wordファイルからもEPUBファイルが作成できちゃいます。アウトライン構造やスタイルを利用できるということですね。残念ながら私はwordファイルを使う環境にないので、その辺の利用感は実際に試して頂くしかありませんが、今回ご紹介したようにテキストファイルからでもかなり簡単に作成できます。EPUB作成の強力な味方と考えて間違いないでしょう。
ちなみにLeMEは無料で使えるのですが、ライセンスを購入すると、自動的に本の巻末に追加される画像を無くすことができます。本格的にこのツールで本作りを進めていく場合はライセンス購入を検討してみてもよいかと思います。
このLeMEというソフトに出合え、感謝しています。
早速、トライしていますが、80パーセントほどで、「圧縮に失敗しました」となります。対処方法を教示いただければ幸甚です。
Windows10、64ビット版。圧縮ソフトはExplzhを仕込んであるのですが。よろしくお願いいたします。
コメントありがとうございます。
エラーが出ているようですが、私はWindowsマシンをまったく持っていないので、対処方法などがまったくわかりません。サイトには問い合わせの連絡先が掲載されていないようですが、ツイッターのアカウントはあるようです
https://twitter.com/LeME_eBook
上記のアカウントに直接ご相談いただくのが一番手っ取り早い解決策かと思います。
以上、お役に立てずに申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。
ありがとうございました。
要領を得ないままのメールに回答いただき恐縮です。
ツイッターの連絡先にコンタクトとるよう善処します。
なかや
大変参考になりました。ありがとうございます。
ただ、「作成するファイルの保存場所&ファイル名がないので、任意でそれを設定します」の個所だけが、私にはわかりませんでした。
噛み砕いて教えていただけると、大変助かります。よろしくお願いいたします。
もともとの入力欄は空っぽになっていて、そのままではどこにファイルを保存していいのかが指定されていないので、それを自分の好きな場所に指定します、という意味です。「保存場所」がフォルダ名、「ファイル名」が作成したいepubのファイル名です。
hogehogeという名前のフォルダに、book.epubという名前のファイルを作るときは
hogehoge/book.epub
となります。たぶん、フォルダ名の入力は、「フォルダを選択」的なものでサポートされているのではないかと思います。
ご丁寧にありがとうございました。
さっそくやってみます。