揺れる心と共にあること

心の不安定を抑えるのだとして

それをコンクリで固めてしまうのは

どうだろう

たしかにもうそれは

二度と動揺しないかもしれないが

もとあったものとは

まるで別物だろう

不安定さを楽しめれば一番だが

それはそれで難しい

だから単にそれと生きていく

やれやれしゃーないなと受け入れる

そういうものだと諦める

別段それで不幸というわけではない

ただ心が揺れているだけだ

ただ心が揺れているだけだ

風のように 雨のように

木々のように 獅子のように

落ち着いているのと、固まっているのは同じではない

変化に対応できるのと、変化を拒絶しているのはまるで違う

不安から逃れようとすることそのものに不安が潜むとき

逃れられない檻が生まれる

極端な楽観にすがるのもまた、不安の表れにすぎない

不安についての不安がそこに鎮座している

それ以上はどこにもいけない

光が差せば、影が生まれる

不安また そのようにして 私のそばにある

影をコンクリで固めることはできないし

私をコンクリで固めれば窒息してしまう

無理に考えをねじ曲げようとしないこと

決断的な思い込みで、心を上書きしないこと

揺れる心と共にあること

近づきすぎず 遠ざかりすぎず

揺れる心と共にあること

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Rashita
物書きをやっております。実用書から小説までなんでもござれのハイブリッド物書きです。 ライフハックや仕事術、知的生産などに興味があります。

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