おそろしいサービスが始まってしまいました。
Amazonのプライム会員であれば、対象の本が無料で読める、というサービスです。Amazonプラム・ビデオのKindle書籍版と考えるとわかりやすいかもしれません。展開中のKindle Unlimitedとは別のサービスで、年間4000円弱のプライム会員費を支払っていれば、追加の料金なしでサービスを利用できるのが特徴でしょう。どんどんプライム会員になるメリットが増えていますね。
下記の画面を見るに、現在利用可能な本の数は1000冊を下回る程度。
鷹野凌さんの記事(※参照)によるアンリミでは17万冊を超えているので、さすがにその代替にはなりませんが、ちょっとだけ電子書籍を読んでみたいというような需要にはピッタリでしょう。
では、実際にちょっと使ってみましょう。
試運転
とりあえず、検索で一番上に来た本をセレクト。内容も面白そうです。
「読み放題で読む」をクリック。
それだけで終了です。
Kindleアプリのライブラリを覗いてみると、きちんと本が追加されています。
あとは読むだけですね。
実に簡単。ただし、同時に利用できるのは10冊までとなっており、11冊目を読むためには本を「返却」しなければならないようです。アンリミと同じ仕組みですね。
どんな本があるの?
では、現状どんなラインナップがあるのかというと、
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当たり前ですが、アンリミで見かける出版社さんの本が多いですね。(見慣れた本もありましたね)。コミックなんかはシリーズの最初方だけが登録されているようです。
つまり、このプライムリーディングで、電子書籍の読書体験を試してもらい、そのままずるずると電子書籍に引きずり混んでいくというのがAmazonさんの狙いでしょうし、出版社としてはここを「見本置き場」「立ち読み場所」のように扱って、本や漫画のシリーズに興味を持ってもらうツールとして活用していく、というのがうまい方向性なのでしょう。
その意図通りにいくのかはわかりませんが、プライムユーザーならちょっと覗いてみても、あまり(時間が無駄になる可能性を除いては)損はないでしょう。
おわりに
で、ご覧頂いたように拙著の『Evernote豆技50選』も対象本となっております。が、今後ばんばんここに本を増やしていくつもりはありません。せいぜい一冊程度をおいておき、「こういう著者がいて、こんな本を書いているんだ〜」という認知のきっかけになればな〜と考えております。やはり、本は売れないと(売上げ的に)厳しいので。
それはそれとして、次々に「アマゾンプライム包囲網」が展開されていますね。ますます会員が増えそうな予感があります。
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