タスク管理ツール試案

あくまで試案である。

先日から触り続けている7wrinerは、断片的な文章管理ツール的な位置づけとして開発をスタートしたわけだが、そういえばこれはタスク管理・プロジェクト管理にも使えそうだ、と気がついた。アウトライナーだって文章管理にもタスク管理にも使えるのだから、驚くことはない。情報と構造。

もちろん、そのままではタスク管理ツールとしては弱すぎるわけだが、私は7wrinerを「ライン系ツール」の下位クラス風に位置づけているので、おおもとの「ライン系ツール」クラスを継承し、タスク管理ならではの機能を追加すれば、それなりに使えるものになるだろう、という予感があった。

が、先に文章管理ツールとしての完成が先である。その分岐は一旦保留となった。

たまたま別のことで、今の形とは違うタスク管理の手法はないものかを考えることになった。定期的にそういうことをしょっちゅう考えて暮らしている。そこで私は、いくつかの形をイメージしたのだが、どうしてもこれまでと代わり映えがしない。そこで、ふと思い当たったのだ。これは「ツリー構造の呪縛」だと。これまで触ってきたタスク管理ツールがそのような形をしていたから、ついつい思考のフレームとしてそれを採用してしまう。逸脱が難しい。

だったら、前に分岐しようとしていた「ライン系ツール」であれば、どうなるだろうか。ちょっと考えてみる価値があるだろう。それが試案だ。

画面を例示する。

見えるところには三つのラインがあり、軸となるのは真ん中の「Today」ラインだ。私たちは常に「今日」に生きている。このラインにその日実行するタスクを入力する。

入力のパターンは三つある。一つ目は、上部のテキストボックスから入力すること。二つ目は、下の「Call」ボタンからテンプレートを利用すること。三つ目は、左の「Project」ラインからドラッグしてくること。これらの組み合わせて「今日のタスク」を確定させる。

基本的な流れは、まずテンプレートを呼び出し、その後、プロジェクトから持ってきて、その後にちょろちょろつけ加える形になるだろう。テンプレートは複数保存できるので、平日用・休日用と分けてもいいし、もっと細分化して曜日別にしてもいい。

プロジェクトについては別途考えるが、すべてのプロジェクトというよりは、今動いているプロジェクトに限定した方が使いやすいだろう。また、プロジェクトラインからメインラインにドラッグすると、項目がそのまま移動するのではなく、項目のコピーがメインラインに追加される。つまり、プロジェクトラインにはそのタスクはそのまま残る。メインラインに追加されたのはプロジェクト-タスクのインスタンスなのである。項目のテキストのカラーを変えてTodayリストに移動されていることを明示しても良いだろう。

最後に、何かのショートカットキーで、Googleカレンダーからデータを引っ張ってきて、それを画面の端にでも表示させると、タスクの調整はしやすいかもしれない。この機能も検討していいだろう。

メインラインに追加されたタスクには、自動的にチェックボックスが添付される。これも重要だ。プロジェクトラインにあるときはチェックボックスはつかないし、また、「Nextday」ラインに移動させた場合はチェックボックスが剥奪される。そんにたくさんのチェックボックスなんてみたくないのだ。なにせ、私の体は一つしかないし、その体が存在できる時間は「今日」だけなのだ。

今日の私にとっての「やるべきこと」をチェックボックスに呼応させる。この感覚を大切にしていきたい。

テキストボックスからのタスクの追加は、二種類ありうる。一つは、そのままメインラインに入れてしまうもの。これは「Add」ボタンが対応する。そして「Keep」ボタンでは、「NextDay」ラインに追加される。世の中には、今日やらなくてよいタスクはいっぱいあるのだ。それをメインに入れるからややこしいことになる。

そして、何かしらの操作で「タスクの実行」モードに入れば、「Add」ボタンは消失する。タスクリストを、もっと言えばデイリータスクリストを「クローズド」するのだ。そのモードに入れば、新規タスクの追加は不可能になる。できるのはせいぜい明日に先来るか、プロジェクト等の別の場所に入れるかだ。無論、簡単な操作によってこの「クローズド」は解除できる。が、たった一手間かかるだけでも、過剰なタスクの追加はかなり抑制できるのではないかと推察する。

個別のタスクの実行中にはタイマーも表示されるとよいだろう。それでタスクの実行をサポートする。

タスクを実行し終えて、チェックボックスにマークをつければ、そのタスク名に取り消し線が入り、終了時刻が追記され、そのままリストの一番下まで移動される。さらに、それと同時に、プロジェクトラインに位置していたタスクにも同様の処理が行われる。片方はデイリーのログ、もう片方はプロジェクト上のログ、というわけだ。そういうことが簡単にできるのがデジタルの特性なはずだろう。それを活かしたい。

一日が終われば、「send」ボタンを押す。その際、テンプレートから追加されたタスクは破棄され、プロジェクトラインから追加されたタスクは、実行中の表示が元に戻り、テキストボックスから新規追加されたタスクに関しては、すべてNextdayのラインに送られる。

なんなら、どこかに一日のログデータを送信してもいい。

これでだいたいのタスク管理は終わりだが、追加の機能もある。たとえばだが、command+↓のようなショートカットキーを押すと、以下のようなテキストのダイアログが立ち上がる。

ここに業務日誌や思いつきメモを記入していく。最初に表示されるのが全体の業務日誌で、何かしらのボタンでプロジェクトごとの作業メモに切り替えられるようにしてもいいだろう。そのあたりを、実行しているタスクで切り分けられたら最高である。

すべてのツールがそうであるように、このタスク管理ツールにおいても、私のタスク管理の理念が大量に練り込まれている。

時間軸を「今日」と「それ以降の日」の二つに分け、タスクの存在場所を「プロジェクト」(本体)と「デイリータスクリスト」(インスタンス)に見ている。ログを重視し、テンプレートの利用も推奨だ。「タスク」と「タスクの先駆体」も分けているし、それぞれのタスクに「属性」も見ている(send後の処理の分岐がそれだ)。さらに、リストをクローズドする機能。

まるっと私のタスク管理哲学が織り込まれたこのツール。

さて、作れるのはいつになることやら。

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Rashita
物書きをやっております。実用書から小説までなんでもござれのハイブリッド物書きです。 ライフハックや仕事術、知的生産などに興味があります。

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