本棚に本を運ぶ仕事

めちゃくちゃ大きい本棚があるとして、そこには幾万もの本が並んでいる。

で、少し離れたところに小さい本棚があって、そこには100冊くらしか本が入らない。

君は言われる。「じゃあ、あの本棚から、この本棚に本を移動してきて。本の指定は特にしない」──簡素な仕事の依頼だ。

さて、どうするか。

本の指定は特にされていないのだから、小さな本棚から最短距離の場所にある本をせっせと運ぶ? 重たい本は避けて、軽い本ばかりをチョイスする。それでも、仕事は達成だ。

あるいは、本の指定は特にされていないのだから、自分の好きな本をそこに並べる? 探すのに多少時間はかかるだろうが、きっと満悦できるだろう。楽しい仕事になりそうだ。

はたまた、本の指定は特にされていないのだから、その本棚を目にした人に何かしら良い影響を与える本を選定する? なんのためにこの仕事が発生したのかはわからない。でも、きっとその本棚は何かに使われるのだろう。そのことをイメージして、本を運ぶ。おそらくずいぶん選ぶのに時間がかかるだろうけども、意義を感じられる仕事になりそうだ。

さて、どうするか。

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Rashita
物書きをやっております。実用書から小説までなんでもござれのハイブリッド物書きです。 ライフハックや仕事術、知的生産などに興味があります。

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