Scrapboxの用法

Honkureの作り方2 Scrapbox編

以前、「Honkureの作り方」という記事で、Honkureのシステム構造について紹介しましたが、同じことはScrapboxでも実現できます。

必要な手順は、

  1. Scrapboxにアカウントを作る

以上です。簡単ですね。

とは言え、さすがにそれだけだと説明にもなっていませんので、今回はシステム構造ではなく、コンテンツ記述について書いてみましょう。

1ページ、1ブックス

基本的に、1枚のページに1冊の本を割り当てていきます。ページのタイトルに著者名を入れておくと、ほぼコンテンツの重複の心配がなくなるのでGoodです。

ページ内に本の画像を配置しておくと、カードの見栄えが良くなります。Amazonさんの画像データを拝借できれば簡単です。

[~~~~.jpg]

みたいな書き方をすると、画像が表示されます。以下のプロジェクトはうまくできていますので参考になるかもしれません。

ScrapboxでHonkureのまね(仮) – Scrapbox

ちなみに、この「1ページ、1ブックス」はあくまで基本なので、気が向いたら「〜〜な5冊」といったまとめ方をしたページを作ってもよいでしょう。

ボトムアップ型

ページの作成はボトムアップ方式で進めます。というか「アップ」する必要すらありません。ずっとボトムでOKです。

言い換えれば、「カテゴリ」を先に決めて、それに合わせてコンテンツを投下していく、というスタイルはとらない、ということです。

たとえば、「ビジネス書」というカテゴリを作り、それに合わせた本を並べていく、というようなやり方をしません。単に、読んだ本、紹介したくなった本、並べたくなった本を、気の向くままに並べていきます。なんなら、本以外のメディアを並べたってよいでしょう。それがデジタルのデジタルたる強みです。

カテゴリ指向でコンテンツを投下してしまうと、そこに当てはまらないものが必然的に疎外されてしまいます。そうした疎外は体系化には適しているのかもしれませんが、面白みがそぎ落とされることはたしかです。

なのでHonkure的アプローチでは、カテゴリベース、もっと言えばツリー構造は意識しません。ともかく、先にコンテンツを投下することを意識します。

リンク・リンク・リンク

上記と対をなすのが、リンク重視です。WordPressで言えば、タグ重視となります。ポイントは以下の二つ。

  • 徹底的にリンク(タグ)をつける
  • 自分なりのグルーピングを見出し、名付ける

まず、できるかぎりリンクをつけるようにします。基本的な書誌情報は網羅するぞ、くらいの意気込みがよいですが、ISBNのようなユニークなものは気にしなくて構いません(なぜなら、その情報では他のページとのリンクは発生しないからです)。

著者、翻訳者、イラストレイター、出版社、レーベル、基本的なジャンル(上でいう「ビジネス書)、発売年、エトセトラ、エトセトラ。そうした情報をリンクで付け加えることによって、Scrapboxは、情報同士、つまり本同士をつなげてくれます。そこでは思いも寄らぬ発見が待っているかもしれませんが、それ以上にネットサーフィン的な楽しみ(ページからページへと渡り歩く楽しみ)が実現できます。

また、そうした客観的な情報だけではなく、自分なりの情報を加味するとなおGoodです。

自分がある本とある本が近しいと感じるとき、一般的なキーワード(ex.ビジネス書)でくくって満足するのではなく、自分なりにその近さを言い表す言葉を考えてみる。それは激しく知的な行為(つまり疲れる行為)ではありますが、そこでやっているのはいわゆるKJ法におけるグループの見出し作りとまったく同じです。その言葉を探すことそのものに、知的生産に関わる要素があるのです。

加えて言うならば、そうしたグルーピングを表すリンク(私はコンテキストタグと読んでいます)を辿りながら本を探索する行為は、他の人でも面白いものです。そしてまさにその要素こそが、そうして並べられた本の情報が、単なるデータベースと一線を画する要因ともなりえます。

さいごに

というわけで、Honkure的なものを作るのは面白そうだけど、いろいろ下準備が面倒だな、という方はScrapboxで作成してみてはいかがでしょうか。

ちなみに、こうしたHonkureのような「本棚」がたくさん増えていくと、本との好ましい出会いもまた増えていくかと思います。

では、では。

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