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心の不調を食べ物で改善する

心のトラブルの原因が食べ物だった、と言われてあなたは素直に納得できるだろうか。

いささか難がありそうなタイトルではあるが、内容に似非科学風味な要素はないと言っていいだろう。

著者である溝口徹氏は日本初の栄養療法専門クリニックで精神疾患者に対して「栄養学的アプローチ」を使い疾患の治療に当たっているお医者さんである。

溝口氏の主張は非常に簡単だ。簡単に要約するとこうなる。

心の働きにかかわる脳内神経伝達物質は、栄養素によってつくられる。そしてその栄養素は我々が普段食事で口にする物から摂取されている。つまり我々の心は普段食べているものによって作られている。

この理屈の展開に私は違和感を感じない。というかなぜこんな簡単な事に気がついていなかったのか不思議に思ったくらいだ。

心のあり方の認識

心の不調とかうつと言った言葉を聞くと直ぐにイメージするのは「環境」の問題だ。職場環境、人間関係、プレッシャーなどなど、そういった事が原因で心に不調をきたしてしまう___すくなくともそういったイメージが一番先に浮かんでくる。そしてそれ以外の理由は特に探そうとしない。

「やる気」が出ないのがビタミンC不足のせいだ、という風にはなかなか思えないものだ。

が、うつに似た症状や心の不調などは栄養素不足によっても起きる可能性があるし、その部分を改善すれば症状が緩和したりあるいは完治したりする場合もあるらしい。

例えばデスクワークの多い人はビタミンB群が不足している可能性が高いらしい。普通に生活している以上にデスクワークなどはビタミンB群を消費しやすく意識して摂取しないと不足してしまうというのだ。

また、喫煙者やアルコールを多くの飲む人も他の栄養素不足に陥ってしまっている可能性があるようだ。以下P94のライフスタイル別の栄養必要量を引用する。

ライフスタイル          栄養素        必要量 



スポーツをする             タンパク質       2倍以上
身体を動かす仕事をしている    


ストレスが多い、タバコを吸う     ビタミンC        5倍以上


デスクワーク、パソコン操作が     ビタミンB群      10倍以上
多い


お酒をよく飲む             葉酸、ナイアシン   10倍以上


汗をよくかく、生理がある       鉄            5倍以上


インスタント食品が多い        亜鉛          5倍以上

「健康ブーム」だが本当の知識は?

いろいろなブームが移り変わる日本だが「健康」という大テーマに関してはいまだ強い影響力を持っている。さまざまな人がさまざまな方法で自らの健康を保とうとしている。

しかし
「ダイエットをするためにカロリーとくにタンパク質には気を使っている」
「頭を働かせるために糖分をしっかり取る」
などは本当に科学的・医学的に適切なのだろうか?

本書を読めば今までの常識をすこし考え直す必要がでてくるであろう。

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