AppleScriptでEvernoteを操作する 第二十回

いよいよ最終回です。今回は振り返り&まとめとなります。

これまでの回は以下から確認できますので、どうぞ。

≪AppleScrptでEvernoteを操作する≫

二つの方向性

Macでは、AppleScriptという簡易言語を用いることによって、Evernoteをより高度に(あるいはマニアックに)操作することができます。

基本的な方向性は以下の二つ。

  • 処理の自動化
  • データを他のアプリケーションに受け渡し

「処理の自動化」では、人間の手で行うと非常に面倒な処理を、ほとんど一瞬で実行できます。たとえば、似た内容のノートを365枚作成する、すべてのノートのタイトルの冒頭に『R-style:』をつける、すべてのノートに日付を書き加える、といったことです。つまり、

・ノートの自動作成
・ノートのメタ情報操作
・ノートの内容の操作

といったことが手軽に行えます。まだ、条件分岐や入力ダイアログを使うことで、より柔軟かつ繊細な処理も可能となります。

ここで使用されるAppleScriptのコマンドは、

・create note
・append

の二つで、前者が新規作成、後者が追記を担当してくれます。

さらに、検索や選択されているノートの情報を取得することで、そのメタ情報を操作することもできました。

「データを他のアプリケーションに受け渡し」では、Evernoteのノート内容を取得し、それを利用できます。

使えるのは、ノートのメタ情報である、HTML content。これを使いノートの情報を取り出せば、たとえば、別のエディタアプリに書き出したり、ノートの内容をWebブラウザで閲覧したりも可能です。

また、HTML contentを使うことで、二つのノートの内容を取得し、そこから一つの新しいノート、つまりマージされたノートを作り出すこともできます。標準のマージのデザインが気にくわない場合は、こうした方法でマージを実行してみてもよいでしょう。スクリプトの書き方によっては、Aのノートに、Bのノート内容をappendする、みたいなこともできます。この辺は工夫次第です。

さいごに

この連載では、AppleScriptの非常に基本的な話と、その中で使えるEvernote用のコマンドをいくつか解説してきました。AppleScriptの構文もEvernoteのコマンドも完全には紹介しきれていませんが、それでも必要最低限のスクリプトはこれで書けるはずです。

ぜひとも、自分で困っているEvernoteの煩雑な操作をAppleScriptで簡略化してみてください。きっと、もっと、Evernoteのことが好きになると思います。

Enjoy Evernote!

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Rashita
物書きをやっております。実用書から小説までなんでもござれのハイブリッド物書きです。 ライフハックや仕事術、知的生産などに興味があります。

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