「若いうちにたくさん本を読んでおいた方がいい」の法則

スタージョンの第二法則。

「どんなものも、その90%はカスである」

つまり、本が100冊あれば、そのうち90冊はカスである。

しかし、スタージョンの法則は残り10冊については言及していない。「カスではない」ことはわかるが、その質的分布は不明である。

仮に法則を再帰的に適用してみるとしよう。すると、10冊のうち9冊はそれほど優れてはないことになる。つまり、100冊あって、ようやく1冊が極めて優れた本、ということになる。

しかも、である。

極めて優れた本であるからといって、その本が自分に合うとは限らない。人と本の関係は、人と人の関係に似ているから、どうしても相性みたいなものはある。すると、「これだ!」という自分にフィットする本は、百分の一よりもはるかに低い確率でしか遭遇できないことになる。

だからこそ、若いうちにたくさん本を読んでおいた方がいい。百分の一よりもはるかに低いその確率を超えて、自分にとっての良書と巡り会うためには、数をこなすしかない。

それに、だ。

数が少ないうちは、何が良くて何が悪いのか、何がフィットして何がフィットしないのかの判断材料も少ないことになる。良し悪しがわからないのだ。これだとさすがに心許ないわけだからして、やっぱり最初のうちはがむしゃらに本を読んだ方がいい。

そうこうして人生を過ごしていけば、残された時間は徐々に短くなってくる。でも、そのときには、あなたの手の中には十分な長さのブックリストができあがっているだろう。残りの人生を共に過ごしていける良書たちのブックリストだ。

後はその本たちとじっくり語り合っていけばいい。

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