ありそうでなかった「タスク管理概論」イベント、完了! – ForGetting Things Done
イベントお疲れ様でした。
学問として成熟した分野であれば、その道の大家がじっくり大学で教鞭をとって教えることでしょう。しかし、タスク管理学という分野は無いのです。在野の奇特な人たち(褒めてます)が集まってはその知見を披露しあって楽しんでいる状態です。
おそらくそのような状態では、その知見が広く知れ渡ることはないでしょう。マニアックな話、趣味的な話で終結してしまう気がします。
もちろん、タスク管理というものは、個々の環境に合わせて実装されるべきですし、その意味で最終的にはどれも「オレ流」になるわけですが、そのような状態だと、初学者が学ぶのは難しいでしょう。だからこそ、以下の本で用語を整理してみました。
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そしてこれは、話を次の一歩に進めるための下準備でもあります。
タスク管理の実装がさまざまであるにしても、ある程度共通して言える何かはあるでしょう。基礎となる原理・原則を見つけることは可能なはずです。さらに、「人の置かれている状況」も、ある程度の類型にまとめることができるはずです。その上で、状況別に使える知見が提言できれば、実際的ではあるでしょう。
でもってそのような話は、さまざまタスク管理技法を一通りなぞりつつ、そこにある類似性・共通性を抽出し、抱える問題点について議論した上で、全体を包括する視点を持って語られた方が実益性は高いと想像します。
単に「この方で(俺は)うまくいくんだ」という話では広がりがないわけで、「なぜうまくいくのか」「それをどのように実装すればいいのか」という点まで踏まえてこそ、タスク管理概論は有益なものへと昇華するのではないでしょうか。
とまあ、目一杯風呂敷を広げてしまったわけですが、この辺の話題について意見交換するフォーラムみたいなものがあってもいいのかな、という気はしています。なにせ、壮大ですからね。