myプロジェクト管理ツール考[:ideal]

プロジェクト管理ツールをいろいろ探し回ってみても、「これ」という感じのものがあまり見つからない。たいていのものは私にとって大げさである。ガントチャート? チケット? いやいや、そこまでは必要ないのだ。

しかし、シンプルなものだと、若干機能が足りない。かゆいところに手が届かない。タスク管理ツールのプロジェクト機能なんかでは、ぜんぜんまったく物足りない。

困ったものである。

自分の仕事について考えてみよう。

まず第一に、大半が一人で進める作業である。会議やアポイントメントなどは極小で、ほとんど自分の裁量だけで作業を進めていける。

逆に、仕事相手は多様だ。書籍の企画事に出版社は違うものだし、寄稿先が違えば担当編集者も違う。それぞれにおいて仕事の進め方も変わってくる。逆にブログやメルマガの更新などだとまるっきり一人だ。この辺の「チーム」の感覚も、企業で働いている場合とはずいぶん違うのではないかと思う。

でもって、粒度と性質の違うプロジェクトを多数抱えている。書籍の出版は中期的で一度きりのプロジェクトである。ブログやメルマガは永続的・継続的かつ一回ごとは短いプロジェクトだし、デスク周りの整理や自分用のスクリプトの開発などは単発のプロジェクトだし、電子雑誌「かーそる」は継続的かつ中期のプロジェクトである。

それぞれの優先度は違っていて、しかもそれを決めるのは私であって、上司の誰かではない。

つまりである。基本的な作業を一人で進めるので、チーム機能を持ったプロジェクト管理ツールはだいたいにおいて大げさに感じられる。また、ある作業は一日のうちで完結する一方、別の作業は数ヶ月にも及びしかもその進捗を単純な工数では計算できない状況がある(書籍の執筆はそんな感じだ)。よって、ガントチャート的なものがあっても、ほとんど役に立たない。
※役に立つ作家さんももちろんいらっしゃるだろう。あくまで私の話である。

しかし、タスク管理的な単に箇条書きだけで管理するようなプロジェクト・マネジメントだと、プロジェクトの多様性をうまく吸収できない。書籍の書き下ろし、連載、単発原稿、原稿まとめ、サイトメンテナンス、販促、エトセトラ・エトセトラ。これらを同一の単純な形式でまとめきるのは難しい。いや、一応落とし込むこと自体はできる。でも、どうもしっくりこない。それぞれが均質であるかのように表現されてしまうと、認知的な違和感が強まってしまう。

逆に言えば、一人で作業を進めることが前提であり、作業の進め方に柔軟性があって、さらに多様なプロジェクトの粒度・性質をうまく受け止められるツールであれば、たぶん自分的にはしっくりくるのではないかと思う。

ちなみにTrello的なカード・スタイル(カンバン)は進め方の柔軟性については結構Goodなフィーリングを感じている。執筆作業なら、idea→1st Draft→final Draft→elaborationみたいな感じで進めていけるし、進捗順は五月雨式でもOKである。

ただ、もう少し拡張できるのではないか、という思いもある。その辺は、「2トラック・プロジェクト管理」に書いたので興味があればご覧いただきたい。

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