メモ置き場のEvernoteとカード置き場のScrapbox

徐々に作業場所が、Scrapboxに移行しつつあります。

が、Evernoteも使っています。

その辺のお話を。

アーカイブとしての強力さ

大前提として、私のEvernoteには、2008年からのさまざまな記録が溜まっています。その数7万。これが持つ意味は大きく、「じゃあ、Scrapboxに全面移行しましょうか」とは簡単にはいきません。

また、Webクリッパーや、IFTTT&メールを絡めたノートの自動作成なんかも強力で、やはり「アーカイブ」場所としては類を見ない強力さがあります。

あとはFastEver2です。ず〜〜〜〜〜〜と使い続けているEvernoteへのメモ送信ツールで、これがもう使い勝手がよいのです。なので、inboxとしてのEvernoteはやっぱり欠かせません。

メモをカード化する

で、そのinbox的なノートブックは以下のようになります。

このうち、一行程度しか書き込みがないノート(≒サムネイルの大半が空欄になっているノート)が、最近私が手をつけたいと考えているノート(≒走り書きメモ)で、その行き先がScrapboxです。

言い換えれば、メモを「カード化」する場所として Scrapboxを使っています。
※この辺の話はメルマガ第393号にも書きました。

で、現状は自作のツールから、同時に二つ(片方はプライベート、もう片方はパブリック)のScrapboxプロジェクトにページを作成しており、そのうちの一つが、「倉下忠憲のメモ」です。ここに次々思いつく走り書きメモをカード化して保存していきたいと考えています。

現在、Evernoteに保存されている4000を越えるアイデアメモもこちらに移行する予定です。ただし、Evernote上のメモは走り書きメモであり、Scrapboxはカード置き場なのですから、単にデータをインポートするだけでは足りません。記述の肉付けあってこその「カード」(梅棹忠夫の言う豆論文)です。よって、地道に進めていくしかありません。

また、「アイデアメモがScrapboxにあるんだから、執筆もそこで進めればいいんじゃね?」と考えてScrapbox上で文章を書くことも始めています。それが作業場所ということの意味です。

さいごに

情報を保存するツールが分裂するのは、多少抵抗感がありますが、そもそも情報の性質が違うのですから、ある程度はやむを得ないことでしょう。「ものすごく動かす情報」と「基本的に静止している情報」があるとして、片方の情報の扱いにツールを寄せれば、もう片方の情報は扱いにくくなります。特に難しい話ではありません。逆に、どちらもそこそこ扱えるツールだと、もちろんそこそこな結果しか得られません。

その点を考えると、ツールの分裂は引き受けるべきものです。ただし、Evernoteにはあらゆるもを保存しておけばいいのですから、完全版アーカイブとしてEvernoteを使い、incubatorとしてScrapboxを使う、というやり方はあるでしょう。つまり、Scrapboxに保存されているものがEvernoteにあっても別に構わないわけです。

もし「これまで自分が接したすべての情報から特定のキーワードで探したい」ならEvernoteを使えばよいのです。そういうシチュエーションのために10万のノートをストックしておけばいいのです。

個人的には、「デジタルなんだから重複は気にしない」という方向性を支持します。もちろんそれはそれで別の課題を生むわけですが、同じ情報があっちゃこっちゃにあってもいいと思います。

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