3-叛逆の仕事術

仕事時間の限界

一日の仕事時間を仮にXとします。で、それを増やしたとしましょう。その時間量をX’とします。

このX→X’でどのような変化が生まれるのか。

まず、人が持っている時間の総量は変わりません。仕事を増やしたからといって、神様が出てきて「ふむふむ。仕事を増やすとは感心じゃな。おぬしの一日を25時間にしてしんぜよう」などとは言ってくれません。

よって、仕事以外に使える時間の量が、X’ – X だけ減少することになります。

つまり、回復、リラクゼーション、運動、勉強などに使える時間(メンテナンス時間)が減る、ということです。


ここで、一日のメンテナンス時間をYとし、仕事量Xを長期的にこなすために必要なメンテナンス時間をminYとしましょう。

X→X’によって、Yも変動を受けます。仕事量が増えたのですから、充分に回復するための時間もまた増えるでしょう。つまりminY→minY’となります。しかし、X→X’は、むしろYの量を減少させる方向に進みます。


もしY’とminY’の関係が、

Y’ > minY’

であるならばその間は大丈夫です。続けていけます。しかし、不等号が逆向きになると破綻します。「無理」が発生し、どこかで続けられなくなります。


ポイントはこういうことです。

仕事時間が増えると、必要メンテナンス時間も増えるが、むしろメンテナンスに使える時間は減る。

だから、仕事が増やせる量には限りがあります。

しかし、我々はプロパティーウィンドウを持たないので、あまりこのことに気がつきません。

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