Piece make the world

人間は一人ひとり違う。

私とあなたは違うし、あなたと私は違う。
その他大勢に関しても同じ。

人はそれぞれ異なる。
ある人はうまく歌い、ある人はうまく踊る。

得意なことばかりではない。苦手なことだって、人それぞれに異なる。
うまく話せない人がいるし、うまく走れない人いる。

どれだけ頑張っても、できないことは人それぞれにある。
別におかしなことではない。

がんばればできる。努力すれば何事だって達成できる。嘘である。せいぜい幻想だ。
そのような事柄もあるだろうが、そうでない事柄もある。
その2つを区別する術を我々は多分持たないであろう。

一人ひとりが異なることを考えれば、私たちが皆一様に同じ能力を獲得できるわけではないことがわかる。
しかしそれは、決して幻滅するような世界の記述ではない。
むしろ、一人ひとりが異なることを思い出せば、そのような能力の凹凸は、1つの希望として再定義される。

別に、自分が何もかもをやろうとしなくてよい。自分がなそうとしたことですら、なしたいと強く希求したことですら、自分でできなくてもよい。
他の人がなしてくれるならば、それに依託すればよい。
成果の達成を、アイデンティティーから切り離せば、それは苦痛でもなんでもなくなる。
そうすれば、世界のジグソーパズルは美しさを持って輝き出す。

我々は、一人ひとり異なる。しかし、皆人間である。そういう共通点を持つ。
これはセットで語られるべき話である。片方だけでは、物足りない。