「タスク」の研究

取りかかりにくいタスクを実行するための方法

タスクといってもさまざまな種類がありますが、やる必要を感じていても抵抗感が強くて取りかかりにくいタスクというのは一日のうちでも一つか二つはあったりするもの。それにどのように対処すべきなのでしょうか。

○実を言うと

実は一番簡単にタスクを実行するためには「気負わない」というのが一番です。タスクを見て「さあやる気を出そう」と思う時点でそのタスクは自ら障害が高いと認識しているも同じ。本来ならばどのようなタスクに対しても気楽に始めるのが一番なのです。しかし、それが出来ないからこと処理が後回しになるタスクがでてくるわけです。
ただこの「気負わないのが一番」というのは結構重要なポイントになります。

なぜ気負わなければスムーズに始められ、実行できるのかというと、自分自身がそのタスクに対して
「簡単にできる」「一度やったことがある(やり方がわかっている)」「それほど時間がかからない」
という認識を持っているからです。これらのうちのいくつかあるいは一つでも持っていればタスクに対する抵抗感というのはかなり和らぐはずです。

日常生活で繰り返していることは、それを実行に移すための気力はどんどん低くなっていきます。抵抗感が無くなり何も考えずに行動に移すことができます。あなたがトイレに行くときに、イチイチ道順を考えてドアの開け方を考えて・・・なんてことは考えません。
でも見知らぬ場所でトイレの場所も分からず、その仕組みも文化的な違いから全く分かっていなかったとしたらよほど生理的に緊急事態でもない限りはトイレに行くという行動に対して抵抗感が生まれるはずです。

と言うことを踏まえて、実際に抵抗感のあるタスクに出会った時にどうすべきなのか見ていきます。

○極論すると2つ

さまざまな方法論があると思いますが、原則で言うと2つ

・タスクを細分化すること
これは非常に重要です。実際に行動に移せるレベルまでタスクを細分化することのメリットは、一つ一つの動作自体の難易度が下がり、一度経験したタスクと同じタスクが発生する確率があがり、所要時間が短くなること。
これは先ほど述べた3つの理由にぴたり当てはまります。

そして細分化したタスクで処理出来たものが増えてくれば全体のタスクをこなせる自信もわいてきます。こうなればあなたのいくつかの小さな「実績」があなた自身の背中を押してくれるでしょう。

・実際にタスクを処理している自分をイメージすること
自分がどのようにその作業をこなしているのか、そしてそれを上手くこなせたらどのような感情を得ることができるのか、ほんの少しの時間でも考えてみることです。上手くイメージできればタスクを消化したもほぼ同然です。
朝仕事を始める前に、困難さを感じているタスクに対して実行してみるとよいと思います。

スポーツ選手などはイメージトレーニングにかなりの時間を使うようですが、ビジネスマンだってそれを使わない手はありません。
机の前で資料をまとめている姿でも、PCの前でキーボードをぽちぽち叩いている姿でもなんでも結構です。
そのとき想像する自分はいやいや仕事をし全くはかどっていない姿、ではなく意欲を持って仕事に取り組みフロー状態で集中しながら仕事を片付けている姿を想像してください。

もちろん実際にそれをどのように行うのか、という内容まで突っ込んでイメージできれば完璧ですが、やっている姿をイメージするだけでかなりタスクに取りかかりやすくなります。

人間のやる気は「やりたくない」という気持ちと「できるかどうかわからない」という気持ちによってどんどんすり減っていきます。しかしながら仕事の上ではあなたのやる気に関係なくやるべき仕事というのは発生してしまうもの。であれば、イメージにやる気を持って先行してもらい、ゴールでの経験も先取りして、現実の私たちはその後ろから付いていくというスタイルでタスクをこなしていけば抵抗の風を幾分か和らげることができます。
うまくイメージできればフォローの風が吹いてくることもあるでしょう。

○まとめ

タスクを細分化することはよく言われています。二つ目に述べたイメージすることはやや抽象的ですが現実的な力を持っています。これはシンプルなタスクだけではなく、何か習慣を会得する時にも使えます。
ジョギングするときには、実際に朝起きて走っている自分の姿をイメージする。禁煙ならばタバコを吸っていない自分、ではなくタバコを吸おうとして我慢する自分の姿を。ダイエットでもケーキ屋の前をなんなく通り過ぎる自分の姿を想像することで現実の自分の行動に助力を与えることができます。
逆に何か欲しい物を自分が持っている姿を一度でも明確に想像してしまうとそれを買いたい欲求を抑えるのは相当難しくなってきます。

イメージの力は強力ですが、それを上手く使って困難なタスクに立ち向かってみてください。

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