ゴミ袋を替える手間

部屋を片付けていたとしますよね。

で、小さい燃えるゴミなんかを拾って大きなゴミ箱に持っていきます。そのとき、踏んで開けるゴミ箱を開けてみたら、中にゴミ袋がセットされていません。そういえば、朝燃えるゴミを出したまま、新規のゴミ袋をセットするのを忘れていたのでした。

このときの、新しくゴミ箱をセットする行為に感じる面倒くささは、驚くほどです。

作業としてはごくたわいないものにすぎません。新しいゴミ袋はゴミ箱の近くの棚を開ければすぐに取り出せますし、それを拡げてセットするのに10秒もかかりません。全体で30秒もかからない行動です。

でも、それがひどく面倒に感じられてしまいます。結局、「あとにしよう」とゴミをゴミ箱の上に置き、別の作業に移ることが少なくありません。

一つには、コンテキストスイッチの切り替えがあるでしょう。その瞬間の私は「ゴミを捨てる」というモードで行動しており、急に「ゴミ袋をゴミ箱にセットする」という別のモードの行動に移るためには、何かしらの精神的なエネルギーが必要とされるのだと想定します。

しかも、その切り替えが突発的に生じています。言い換えれば、シミュレーションの欠如がそこでは生じています。たとえばこれが「このゴミを捨てにいこう。そういえばゴミ箱のゴミ袋新しくセットしてなかったな。まずはそれを替えて」というように、行動に移る前にシミュレーションが発生していたならば、前述のような面倒さはあまり感じなかったと想定します。つまり、切り替えることよりも「突然切り替えなければいけない」ことが、面倒くささを醸成しているのではないか、ということです。

だからまあ、シミュレーションの精度って結構大切です。そればかり、というのもそれはそれでしんどいかもしれませんが。

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