本の作られ方

『Scrapbox情報整理術』用のアウトライン

Hi. This time I will introduce the outline I used when I wrote 『Scrapbox情報整理術』. Although it is good to be helpful.
(by Google 翻訳)

Scrapbox情報整理術
Scrapbox情報整理術

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倉下 忠憲
シーアンドアール研究所 (2018-07-27)
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というわけで、アウトラインの紹介です。ツールはWorkFlowy。

全体項目

基本的に新しいものほど上に作りますので、下からご紹介。

「Scrapbox連載」

自分がこのブログに書いたことを含めて、それまでWeb上に存在していたScrapbox関連の記事のまとめ。参考文献的な存在で、記事を読みながらメモしたこともここに。

「目次案ver.01~04」

本文を構成するときに使ったアウトライン。詳細は後述。

「ボトムアップ見出し群ver01 ~ ver02」

原稿を執筆した結果生まれた見出し構造を反映させたアウトライン。

「コラム対応表」

本書には、それぞれの章の後ろに「コラム」がセットされているのですが、どの章にどのコラムを当てるのかを検討した項目。

使った項目はだいたいこんなところ。では、本文構成に使ったアウトラインを覗いてみましょう。

目次案ver.01

一番最初の段階。全五章+2の形で構成を立てていますが、中身があるのは第一章だけです。

目次案ver.02

続いて二つめ。項目が充実してきました。この辺で、「よしよし全体像が見えてきたぞ」という感覚を得ています。

目次案ver.03

三つめでは、混乱(ないし葛藤)が生じています。当初に考えていた構成案では流れが悪いのではないか。別の形の方が良いのではないか。そのような思案が、「二つの目次案」として表れています。

この段階ですでに(ラフながらも)文章を書いていたので、構成案に変更を加えるのか、あるいはこのままで行くのかちょっと考えています。

目次案ver.04

結局変更することにしました。それが四つめです。比較して頂くとわかりますが、これで構成案がけっこう変わりました。書く内容そのものはほとんど変わっていませんが、その「配置」がずいぶんと変わったわけです。でもって、これが最終的な目次の構成となっています。

ちなみに、この構成で意識したのは「Scrapboxは〜〜である」という章ごとの記述の統一で、それがたくさん集まることによって「Scrapboxってこういうものなんだ」という印象形成に至ろう、という意図があります。最初のバージョンの構成では、単にScrapboxに関する要素を並べていただけだったので、その辺が大きな違いといえるでしょう。

もちろん、これはかなりの大手術でした。

さいごに

というわけで、アウトラインというのは最初にそれを立てたら、そのままバビューンと進んでいくようなことはなく、紆余曲折がけっこうあったりします。特に、量が多い文章だと紆余曲折発生確率はかなり高いです。

最初から、「適切な」構成案が思いついていればいいのですが、それは書きながら発見できるようなこと──「意外な贈り物」──だったりするのでどうしようもありません。考えて書き、書いて考える。その繰り返しです。

たぶん程度の違いはあるにせよ、こういう紆余曲折は(他の著者さんでも)けっこうあるのではないかと想像します。

▼他の記事:
『Scrapbox情報整理術』の目次をチラりと
『Scrapbox情報整理術』の参考文献をチラりと
『Scrapbox情報整理術』用の手書きメモ