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知的生産の技術を皆で集めてみませんか

Posted on 2018 年 7 月 28 日 by Rashita
Tag:
  • Scrapbox

『Scrapbox情報整理術』は、オファーを頂いて執筆に至ったわけですが、そうでなくても入門書のようなものを書こうかなと企画案は温めておりました。

なぜか。

他の人にもScrapboxを使って欲しかったからです。

なぜか。

次のプロジェクトがあるからです。

考えて、生み出す技術(TAC)

名前は「考えて、生み出す技術」となっていますが、ようは「知的生産の技術」を集めるプロジェクトです。もっと言えば、いろいろな人の知的生産の技術を集めるプロジェクトです。

■

2018年の現在、たぶんいろいろな人がブログに「知的生産の技術」を書いているのだと思います。でも、それをGoogleで見つけられるかという、かなり怪しいでしょう。特に「知的生産の技術」のような一般的なキーワードではほぼ不可能です。

たとえば、このブログにはEvernoteについて書かれた記事があり、その記事には「Evernote」というタグが付与されています。そのタグを使えば、R-style上のEvernote関連記事にはアクセスできます。

しかし、日本中のブログの「Evernote」タグがついた記事にアクセスできるわけではありません。でもって、Evernoteというキーワードで検索すれば、見つかるのは「影響力」のあるWebサイトばかりでしょう。現状のWebはそういう世界になりつつあります。

でも、私が見たいのは、すごい有名人のEvernoteの使い方だけでなく、ごく普通の、あまりノートなんかもない、でもちょっと工夫をしている人の使い方も合わせた「ノウハウ」なのです。でも、それは現状では相当に難しいでしょう。

■

なんとかして、集めたい。

そういうことを、ずっと、ずっと考えていました。そのためのWebサイトを作ろうとすら計画していました。

そんなときにScrapboxが目に入ったわけです。で、かなりの部分「これでいいじゃん」と思いました。むしろ「これの方がいいじゃん」と思った部分すらあります。

「集める」ことの困難は、メディアとコンテンツの重複にあります。「知的生産の技術」について普段自分のブログに書いている人に、「こっちのブログに書いてくださいませんか」と依頼するには、相当なインセンティブの提供が必要でしょう。なにせ自分のブログを更新するだけでも結構しんどいのです。しかも、インセンティブを提供しだすと、別の力学も働き始めます。その辺を制御していくのはかなり大変です。

この辺の問題があり、なかなか踏み切れないでいたのですが、考えをまるっと変えました。

「コピー(ないしリンク)でいい」
「まとまった文章でなくてもいい」

この二つです。

自分のブログに何か書いたのならば、その記事の全文コピペでもいいし、なんならリンクを貼るだけでもいい。なぜなら、そこはScrapboxなのだから。

あるいは、「きちんとした」文章でなくてもいい。写真と一言でも、コードと一言でも、簡単なラフスケッチでもそれでも構わない。なぜなら、そこはScrapboxなのだから。

つまり、「ブログ」という枠組みにこだわると、どうしてもそれに見合う貢献というものが必要となり、対するインセンティブも大きくなっていきます。では逆に、求める貢献をギリギリまで小さくしていけば?

コピーでいい、リンクでいい、断片でいい。

そのような指針で、知識や情報やノウハウを集めていけば?

一体どうなるのかは、もちろん現段階ではわかりません。うまくいくかもしれませんし、うまくいかないかもしれません。でもまあ、ちょっと実験してみるのは面白そうです。

その場所にいろいろな知見が集まっていて、それらがリンクで接続されている場所。リンクを辿っていってもいいし、キーワードで検索してもいい。そういう使い方ができる場所。広大なフィールドではなく、ある程度限定された集落のような場所。

そういう場所が、この(Web)世界にあったとしたら、知的生産の技術の伝承の形は結構変わってくるのではないかと思います。

■

とは言え、どう考えても、私ひとりでさまざまな知見を集めるのは現実的ではありません。そもそもWindows環境を持っていませんし、使っていないツールや苦手な技法も数え切れないくらいあります。不完全なことこの上なしです。

でも、皆がそれぞれの断片を持ち合えば、このプロジェクトは結構大きく育つのではないか、という予感があります。

ただし、このプロジェクトは、「ブログ」ではありません。よって、個人の知名度を上げることもありませんし、稼ぐことも、(おそらく)書籍化のオファーがくることもないでしょう。私はそこにポイントを感じています。つまり、そういう「ブログ」(という文脈)の束縛から脱却できる点に、Scrapboxを使うことの意義があるのではないかとも感じているわけです。

なので、まあ別にそれでも構わない、と頷けるなら、このプロジェクトに参加していただけないでしょうか。

私は私で、手持ちの書籍からノウハウを書き抜きすることを進めていきますし、自分のやっていることなども書き込んでいきます。同じようなことをしていただくのもOKですし、普段使っている文房具やデジタルツールの紹介、ちょっとしたテクニックなどを書き込んでいただいただくのも歓迎です。きちんとした文章を書いていただいても構いませんし、箇条書きや写真+コメント一言でもOKです。

そのように気楽に知見を集められる場所があり、実際に知見が集まった後の世界を私は覗いてみたいと思います。

というわけで、以下が招待リンクです。

考えて、生み出す技術(TAC)招待リンク

わりと壮大なことを書いてきましたが、あまり気にせずに気楽に参加して、気楽にページを作って頂ければと思います。

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