Evernoteに大量のノート。さてScrapboxは?

以下の記事で『Scrapbox情報整理術』をご紹介いただけました。たぶん一番最初のブックレビューだと思います。ありがとうございます。

Scrapbox本が登場!Scrapbox使ってますか? | ライフハックマガジン

さて、以下の部分。

面白くなってくるのは第1章の末から第2章にかけてだ。特に、この本を読むたいていの人はそうだと思うが、Evernoteにメモからウェブクリップまで集中させるシステムを作り上げてしまった人は、Scrapboxを使うとしたらどう位置づければいいのか、考えながら読むと心地よい精神的苦痛を感じられるはずである。

この疑問については、自分の中で一つ答えが出ていて、「Evernoteにすべてを集約するシステム」ができている人は、別段それをScrapboxに移行させる必要はない、という点。仮にEvernoteの全データをスムーズにScrapboxに移行させられるとしても、5万ほどのノートがあるなら、それらすべてをScrapboxに持っていっても、たぶんあまり役に立ちません。なぜなら、ページリンクが張られていないから。そういうのは死んだテキストになりがちです。つまり、「わざわざ」移行させるほどの意味はありません。

むしろ、「検索して見つけたい」という目的だけなら、EvernoteもScrapboxも大した違いはなく、むしろ複数のプロジェクトを切れないEvernoteの方が一元管理に向いているでしょう。

しかしながら、その「検索して見つけたい」ものの中には、「検索して見つけられればそれでよい。その間はずっとその情報は眠りについていて問題ない」というものと、「ときどき想起されてほしい」というものがあるかと思います。で、後者に関してはScrapboxに移行するのがよいと思います。

この点に関しては「すべての情報の一元管理」という目標が一部棄損されても仕方がない、というくらいにScrapboxには長所があります。私の言い方をすれば、「メモを育てる」場所として非常にうまく機能してくれるのです。

ちなみに、Scrapboxで検索したときに、Evernoteも検索してくれれば、擬似的に「ポケット一つ」に持っていくこともできそうなので、将来的には二つをうまく併用する道のりも見つかるかもしれません。

とりあえず、この辺の話はいったん全体像を見据えてまとめなおす必要がありそうです。そういう話もまたどこかでできたら、と。

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