一打を決める情報整理

たしかにその通りなんですよね。

・ざっと全体を眺めて似たものをまとめておく(マン・ピンー・ソー・字牌)
・何らかの指標で配列する(数字の大きさ・東南西北白発中)
・実行したいものを上に置く(捨てる牌を右に持ってきておく)

みたいなことは、タスク管理においても有効でしょう。でないと、最初に捨てる牌も決められませんし、何か新しい牌をツモったときに、どれを切っていけばいいのかの方針も定められません。タスク管理に引きつけていえば、適切に(あるいは効果的に)タスクを実行していくことができません。

手持ちの要素を整理するからこそ、全体像が立ち上がり、その全体像から要素についてのアクションが行えるわけです。

で、綺麗に整っていれば、切る牌は決めやすいのですが、それだけで切る牌が決められるかというとそうは東場の親がおろしません。状況の確認は必須です。

ミニマムなレベルでは、今何巡目なのか。相手はどんな風になっているか。リーチはかかっているか、残っている牌はどれくらいあるか、カンしているプレイヤーはいるか、白発中はそれぞれ2枚以上見えているか……。そういったことも考慮しなければなりません。

さらに、何局目なのか、何回戦目なのか、ということも打牌の選択に影響を及ぼします。

考慮すべき情報は大量にあるわけです。麻雀を打つプレイヤーはそれを基本的には(持ち点以外の情報は)脳内で処理しています。これは結構ヘビーワークですが、だからこそ麻雀は面白いと言えるでしょう。

とは言え、上記のようなことを考えていても、牌がきちんと整理されていないと、決定は難しいものです。

つまり、一階部分の理牌があり、二階かそれ以上の場状の確認というものがあって、その合成として、今の自分が取り得るべき行動の指針が生まれ、それに沿った形での打牌の決定、というものが生じます。

場状がほとんどかわらない状況ならば、再三の確認は必要ないでしょう。しかし、それが動くときには確認が必要です。それができないと、大きなミステイクをおかしかねません。言い換えれば、基本的にはデイリータスクリストの運用だけで問題ないが、そうではない局面もあり、そのための情報も必要である、という話になります。

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